『バカとテストと召喚獣』の原作イラストでもおなじみの葉賀ユイ氏によるオリジナルコミック『ロッテのおもちゃ!』がTVアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』として、2011年4月より放送開始となる。そこで今回はメインキャスト陣が語った作品の魅力を紹介しよう。

TVアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』は2011年4月より放送開始予定

メインキャスト陣が語るTVアニメ『アスタロッテのおもちゃ!』

今回の取材は、第3話の収録後に行われたもので、アスタロッテ(ロッテ)役の釘宮理恵、直哉役の佐藤利奈、明日葉役の田村ゆかり、ユーディット役の生天目仁美、ゼルダ役の藤村歩、エフィ役の堀江由衣、クー役の鈴木美咲、ミスト役の松来未祐、ユナ役の広橋涼、リュッカ役の波田野由衣といった総勢10名が、作品の魅力について語ってくれた。


――ご自身が演じるキャラクターの魅力、および演じるうえで気をつけている点を教えてください

釘宮理恵「アスタロッテ役の釘宮理恵です。ロッテは、すごく雰囲気の可愛らしい女の子で、普段お城の中で身内の人と接するときはかなり強気なのですが、いざ学校でちょっと距離のある人たちの前に出た途端に借りてきた猫のようになってしまう、内気で恥ずかしがり屋で思ったことをなかなか素直に出すことができない女の子なんですけど、実は表情豊かで、キュートな子かなと思っています。なので、表情豊かに演じていきたいと思っています」

佐藤利奈「直哉役の佐藤利奈です。直哉はお父さんということで、自身初の、性別を越えて父にもなれて、非常にうれしい気持ちで一杯です。今日の収録では、トークバックで『お父さん』って言われて、『あ、私か』みたいな、ちょっと複雑な気分にもなりました。そして、可愛い娘ができました(笑)。直哉はお父さんなんですけど、絵の通り、とても可愛らしい男の子なので、あまり大人っぽくなりすぎないようにしています。あと、すごく心が広く、なんでも受け入れてしまう性質で、異世界にきても、『あ、こういうところなんだ。何か全然とまどわないな、僕』みたいな感じなので、そういった優しく、心の広いところを大事に、そして愛する娘と、そしてロッテさんを見守る姿勢を大切にしていきたいと思いながら演じております」

田村ゆかり「明日葉役の田村ゆかりです。明日葉はとてもピュア、純粋でまっすぐな女の子です! 何で笑うの?」
佐藤「まっすぐだよね。まっすぐだ(笑)」
田村「直哉さんの娘ということなんですけど、何か不思議な親子関係になっています。明日葉の素直さが出るようにまっすぐに演じています」

生天目仁美「ユーディット役の生天目仁美です。ユーディットは一応、女官長というか侍従長というか、一番偉い立場にある人で、直哉を連れてきた張本人でもあります。まだあまり出てきてはいないのですが、どうやらとてもヘンタイらしいです。でもヘンタイといっても、多分みんなヘンタイっぽそうなので……」
田村「え? 私たち全然関係ないよ」
佐藤「純粋、純粋。うちの娘は純粋」
生天目「純粋?」
佐藤「パンツをはかないだけです(笑)」
田村「あ、そうだ(笑)」
生天目「そうだよ、あなたパンツはいてないよ」
田村「パンツはいていないぐらい、いいじゃない!」
生天目「(笑)。冷静かつヘンタイという、ベクトルの違う方向の二面性を持つ人なので、そのあたりがどのように出てくるのかを楽しみにしつつ、今のところは頭のいい人を気取っております(笑)」

藤村歩「ゼルダ役の藤村歩です。彼女はヘンタイじゃないですよね?」
生天目「わかんないよ(笑)」
藤村「今のところは非常に硬派な親衛隊長ということですが、常に硬派というわけではなく、ユーディットさんのおもちゃ的なものを見てとてもウブな反応を示す可愛らしい面もあります。ロッテ様に対しても、常に軍人として接するというよりは、あくまでも子どものロッテ様を見守っているみたいな優しい一面も覗かせるゼルダさんなので、軍人としてのキリっとした面と、優しさとか女の子らしさみたいな面を、うまくギャップとして演じ分けられたらいいなと思っております」

堀江由衣「エフィ役の堀江由衣です。エフィさんは一応メイド長ということで、ロッテ様の面倒を見ていることが多い役で、ユーディットさんやゼルダさんと一緒に見守りつつ、いろいろとお世話をしつつ、心の中ではとてもロッテ様のことを心配している人だと思っております。そんなところがうまく出せたらいいなと思います」
生天目「ヘンタイだよね?」
堀江「ぜんぜんヘンタイじゃないです」
藤村「ちょっとお乳が出てるだけで(笑)」
堀江「そうです。そういう種族なだけで、ヘンタイではありません!」

鈴木美咲「クー役の鈴木美咲です。クーちゃんはお城に仕えている人たちの中では一番下で、素直で真面目で一生懸命に働いている子だと思います。本当に普通の女の子で、原作を読んでいると、ちょっとピンクな場面に出くわしてワタワタしたりするところがちょっと可愛いので、そういった可愛らしさを出していけたらいいなと思います」

松来未祐「ミスト役の松来未祐です。ミストは明日葉ちゃんやロッテさんのクラスメイトです。本当におしとやかな女の子なのですが、ちょっと前のめりな知識をお持ちで、まだまだそっち方面に興味がある時代を過ごしています(笑)。そんなミストなので、おしとやかな部分と、前のめりな部分を出していけたらなと思います」

広橋涼「ユナ役の広橋涼です。ユナはボーイッシュで、わりと行動派だなって、今日演じてみて思いました。ミストとリュッカと3人でいて、私は普段の生活だとあまり突っ込みのほうではないのですが、ユナはツッコミなので、切れ味よくやっていきたいなと思っています」

波田野由衣「リュッカ役の波田野由衣です。リュッカちゃんは3人の中で一番元気で、小さくて、わが道を行くタイプなのかなって思いました。なので、リュッカちゃんに負けないぐらい、元気にわが道を行きつつ(笑)、楽しく参加させていただければと思います」

――ご自身が演じるキャラクター以外で気になるキャラクターはいますか?

釘宮「メルチェリーダさんが気になります。皆口さんが大好きだからです。お母さんでとてもうれしいです(笑)」

佐藤「私もメルチェさんが気になります。ちょっと直哉とも何がしかあるかな、みたいな。まだちょっとそこまでアフレコはやっていないのですが、やはり一番気になる存在ではあります」

田村「エフィさんです。理由はほっちゃんが大好きだからです(笑)」

生天目「そういう答え方をしていかなきゃいけないの? じゃあ、私はオラフさんです。チョーさんが大好きだからです(笑)」

藤村「えー、ここで止めてくれると思ったのに……。まだ出てきていないし、どなたがキャストになるかもわからないのですが、私はイニちゃんです。この作品は、絵柄がすごく可愛らしくて好きなのですが、その中でもイニちゃんは、幼女みたいにポニャんと小さくて、しかもウサ耳、スク水って、『どんな萌え要素の集合体やねん!』みたいなところが好きです(笑)」

堀江「私は、メルチェさんと明日葉さんが好きです。それぞれに謎を含んでいるからです」
生天目「ドヤ顔したね」
堀江「上手いこと言ったもん(笑)」

鈴木「私はエフィさんが気になります。理由は、ちょっとお姉ちゃんぽくて、そして何よりちょっとうらやましいなって、おっぱいが(笑)。いいなって思います」

松来「私はメルチェさんです。なぜかというと、今日初めてメルチェさんを演じる皆口さんの第一声を聞いたとき、本当にめくるめく妄想が広がる感じで、これはもう見逃せないと思いました」

広橋「キャラクターはみんな気になるのですが、それよりも何よりも葉賀ユイ先生の名前がすごく気になって……。その昔、伊集院(光)さんのラジオで"芳賀ゆい"というキャラクターがいたのですが、あれと関係あるのかなと思って、ずっとそんなことを考えていました」

波田野「皆さんも気になっているメルチェさんと直哉さんですね。直哉さんもあんなに優しそうな顔をして、実はちょっと腹黒かったりするのかなと思って……」
田村「お父さんの悪口言わないで!」
波田野「怒られちゃったんですけど(笑)、お2人の関係とか、過去とかが気になるので、原作を読んで楽しみにしたいと思います」

(次ページへ続く)