Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers.

開発から事務作業、ホビーまでさまざまな要望に答えてくれるUbuntu。半年おきのリリースごとに確実に改善を続けており、ユーザを魅了し続けている。提供されているパッケージも多岐にわたっており、Ubuntuを用意しておけばほしい作業のほとんどはなんとかなるという状況だ。

UbuntuといえばそのUIが特徴的だが、このUIは変更することができる。ランチャーを利用すればほかのOSのように魅せることもできる。しかし、個別にUI変更のアプリケーションを探してきたり、テーマをインストールするのは面倒な作業でもある。そうした場合に使えるテクニックがTransform Ubuntu into Mac - Tranfxで紹介されている。Macbuntuと呼ばれるソフトウェアを使ってUIをMac OS X Snow Leopardのように変更するという内容だ。

Ubuntu 10.10動作例その1

Ubuntu 10.10動作例その2

紹介されている方法は、次のようにしてMacbuntuをインストールするというもの。インストールスクリプトを実行すると、いくつもの項目でYesかNoを選択するように求められる。特にカスタマイズするつもりがないのであれば、そのままエンターキーを押して項目をこなしていけばいい。インストール時にはネットワークに接続してある必要がある。

wget https://downloads.sourceforge.net/project/macbuntu/macbuntu-10.10/v2.3/Macbuntu-10.10.tar.gz -O /tmp/Macbuntu-10.10.tar.gz
tar xzvf /tmp/Macbuntu-10.10.tar.gz -C /tmp
cd /tmp/Macbuntu-10.10/
./install.sh

Macbuntu-10.10のインストール作業中。何度も選択を求められるが、基本的はそのままエンターキーを押していけばいい

インストール完了後にはXの再起動を求められる。一旦システムを再起動する

Macbuntuが動作するようになったUbuntu 10.10

さまざまなデザインがMac OS X Snow Leopardのように変更されている

インストール中に、FirefoxやChrome、ThunderbirdのMac OS Xテーマに関する情報も表示される。アプリケーションをインストールしてあるなら、そこの項目で自動的にテーマのページが表示されるため、そのままテーマを選択してインストールすればいい。インストールが完了すると一旦Xを再起動するように求められる。インストールが完了したらシステムを再起動する方法が簡単だ。

Macbuntuをインストールするとテーマや壁紙がMac OS X Snow Loepardに似たものになるほか、パネルやドックもSnow Leopardによく似たものが動作するようになる。たとえばMac OS XのVirtualBoxでUbuntuをフルスクリーンにして使っている場合など、UbuntuのUIをMac OS X風にしておくとUbuntuのアプリケーションをMac OS Xのネイティブアプリケーションのように利用できる。

なおMacbuntuをアンインストールしてUIをもとに戻すには、インストール作業で実施した./install.shの部分を./uninstall.shに変えて実行すればいい。