携帯のカメラで写真をきれいに撮る方法

携帯についてくるカメラの性能は時間とともに向上している。画素数の向上、レンズの改善、顔認識機能の導入、ズーム機能の改善、ストレージサイズの向上、自動補正機能の改善、フラッシュの搭載などさまざまな面で改善が進んでいる。当然、デジタルカメラほどの性能は期待できないが、携帯のカメラはデジカメと違って、いつでも手元にあるという魅力がある。

Twitterやmixiもそうだが、最近では携帯カメラで撮った写真をそのままソーシャルネットワークサービスやWebサービスにアップすることが増えている。手軽に写真を撮ることができ、気軽に公開できる。そうなってくると、もっといい写真を撮ることができるようになりたい。そうした場合に利用できるテクニックがHow to Capture Good Photos with your Camera Phone - Digital Inspirationで紹介されている。紹介されているテクニックは次のとおり。

1. 設定 - 携帯カメラであっても、多くのモデルは設定機能を提供している。まず、必要がなければフラッシュ機能を無効にする。質の悪いフラッシュは写真をダメにする。フラッシュを使うのではなく、被写体の回りから別の光源を得るように挑戦した方がいい。また写真は最大解像度で撮るようにする。
2. 光源 - ノイズの低減や優れた色彩の実現は光源にかかっている。なるべく多くの光を取り込むようにする。またホワイトバランスの調整機能がついているなら、ホワイトバランスを調整してそのシーンに合った設定を使うようにする。
3. 固定 - 携帯カメラはシャッタースピードがそれほど速くないためボケやすい。また、シャッターを押してから実際に撮影がはじまるまでにタイムラグがある。しっかり固定してシャッターを押し、しばらくは固定したまま待つようにする。本やテーブルなど回りにあるもので固定を手助けするのもよい。
4. ズーム - デジタルズーム機能は使用しない。デジタルズームは実際にズームしているわけではないので、ズームした分荒くなる。ズームするのではなく自分が移動してサイズを変更する。
5. トライ - 携帯カメラの最大の利点は常に手元にあり、さまざまな撮り方ができるということ。違うアングルで、さまざまな組み合わせで写真を撮ってみる。

How to Capture Good Photos with your Camera Phoneは写真家のParomita Deb Areng氏が執筆した記事。記事でParomita Deb Areng氏は、写真の善し悪しはデバイスに依存するものではなく、写真家としてはシャッターチャンスを失うことの方が恐いことだと紹介している。