WebMatrixの主な機能

Microsoft WebMatrixはベータ版が公開されたばかりのフリーの統合開発環境です。WebMatrixでは、Webサーバー(IIS Express)とWeb開発機能(ASP.NET)とデータベース(SQL Server)を用いてWebアプリケーションを開発できます。

なお、本稿は2010年8月時点のWeb Matrix Betaに基づく情報です。今後変更される可能性がありますので注意してください。まずは、WebMatrixでどんなことができるのかを簡単に紹介します。

プログラムを書いてRunボタンをクリックすれば、ブラウザが立ち上がってきて即座にプログラムの結果を確認することができます。

WebMatrixのメインウィンドウとエディタ

Runボタンを押してブラウザでテスト

データベースへのアクセス機能

WebMatrixにはSQL Server(Compact含む)の管理画面も備わっています。そのため、簡単にテーブルを作成したり、SQLを実行したりすることができます。

データベースの管理画面

なお、SQL Server Compactのデータベースは「*.SDF」というファイルのため、対応しているレンタルサーバにアップロードするだけでデータベースアプリケーションを動かすことができます。

Publishボタンを押してリモートサーバにWebMatrixを配置

トラフィックとSEOチェック機能

Requestsボタンを押せばリクエストとレスポンスを表示できるので、リンク切れなどに即座に気付くことができます。また、SEOレポート機能を使えば、SEOが良いサイトになるようアドバイスをしてくれます。

トラフィックのキャプチャ(画像のリンク切れエラーの検知)

SEO向上のアドバイスをしてくれるレポート(H1タグが無いことを指摘)