【ハウツー】

概説 Springプロダクト(12) - Spring Batchで簡単にバッチを作る

1 Spring Batchとは

    加藤俊哉  [2010/07/14]

    Spring Batchとは

    今回紹介するSpring Batchは、エンタープライズレベルのバッチ処理を実現するためのフレームワークだ。

    エンタープライズアプリケーションにおいて、大量のトランザクションを一括処理する「バッチ処理」は避けて通れない。Spring Batchでは、開発者が「バッチ処理」を簡単に実装するため、主に以下のような機能を提供している。

    • スケーラビリティ - マルチスレッド・マルチプロセスでの並列処理
    • データの整合性を保ち、処理順序を保障する「バッチプロセス管理」
    • バッチプロセスのトランザクション管理

    バッチ処理で必要な基本的な機能はSpring Batchフレームワークに任せ、開発者はビジネスロジックの実装に注力することができる。

    次にSpring Batchのモジュール構成を紹介しよう。大まかに2つのモジュールに分かれている。

     Infrastructure(基盤機能) : 再利用可能な低レベル部品を提供する

    • リピート、リトライといったバッチプロセス実行のサポート

    • フラットファイル、XML、データベースといったリソースの入出力サポート
    • トランザクション管理

     Core : バッチジョブの「起動」と「プロセス管理」を実現するためのモジュール群

    2つのモジュールはSpirngFrameworkをベースに持つ。このため、SpringBatchではSpirngFrameworkの機能を利用することができる。下の図では、それぞれのモジュールの依存関係が示されている。

    Spring Batchは執筆現在(2010/5)でv2.1.1がリリースされている。この記事も原則このバージョンに基づいて作成している。

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