【レポート】
毎日10万本以上も出荷されている森永乳業の牛乳「森永のおいしい牛乳」。青いパッケージが特徴のこの牛乳は、「コク」と「キレ」のバランスのよさが特徴なのだとか。東京・多摩にある同社の製造工場では、実際に牛乳の製造風景を見学してもらいながら製法を詳しく説明し、おいしさの秘密を教えているらしい。しかもチーズづくりも体験できると聞き、早速工場を訪れてみた。
多摩モノレール桜街道駅から徒歩10分ほど。少し歩くと、森永の巨大なロゴマークが見える。「あそこが工場か」とすぐに分かる。同社では今回訪れた「多摩サイト」内に3つの工場を有しており、東京ドーム3個分という規模。都内にあるとは思えない広さである。
説明会場に着くと、さっそくスタッフの方が笑顔で工場見学について説明してくれた。スタッフの説明やVTR鑑賞が約20分、その後、工場の製造ラインを約30分かけてじっくり見学するという流れだ。最後にオプションで、10分程度のチーズづくり体験も楽しめるという。いつもは小学生の団体や友達グループが約1時間~1時間半かけて工場見学しているそうだ。夏休みには親子で楽しめるファミリーデーも用意されているので要チェック(イベント詳細は同社オフィシャルサイト内ページ参照(ただし、既に定員に達している見学日もあり)。
さて気になるのは、「コク」と「キレ」の両立がおいしさの決め手になっているという「森永のおいしい牛乳」の秘密。早速、配布資料やVTRを参考にしながらスタッフがおいしさの秘密をわかりやすく説明してくれた。簡単にまとめると、独自のFTP(Fresh Taste Process)製法がカギになっているのだという。この製法には1: 新しい殺菌方法 2: 適度な脂肪球 3: パッケージカラー といった3つのポイントがある。
まず1つ目、新しい殺菌法について。同社では蒸気で搾りたての乳(以下、生乳)をやさしく包み込んで殺菌する方式(インフュージョン式)を採用している。これにより、生乳の加熱による独特の匂いが発生しないとのこと。つまり、味に「キレ」があるのは、従来品と殺菌法が違うためなのだ。
次に適度な脂肪球について。「脂肪球」という言葉を今回、私は初めて知ったのだが、牛乳の"味"は「脂肪球」の大きさで変わるのだという。同社では牛乳を特殊な機械に通してちょうどいい大きさの「脂肪球」にしているのだ。これによって自然な牛乳の甘さ、つまり「コク」を引き出しているということだ。なるほど~。
最後に3つ目、パッケージの色について。おなじみの青色パッケージにしている理由は、他の色よりも青色が遮光性に優れているから。おいしさを保持するために青色を採用したのだ。このように同社では、おいしい牛乳を生み出すために様々な工夫をしている。商品開発の際には、毎日搾りたての牛乳を飲んでいる酪農家たちの意見を参考にしたのだという。
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