【レポート】
MeeGo発表直後、Nokiaで業界コラボレーション担当副社長を務めるMark Selby氏に、MeeGoの背景について話を聞いた。
米Googleの「Android」の勢いが強まる中、モバイルプラットフォームを巡る覇権争いは強まっている。「MeeGoは、NokiaとIntelのAndroidへの回答なのか? 」という問いに対し、Selby氏はこれを否定、「まったく新しいデバイスを作る試み」とした。
Selby氏はまた、「Androidは(オープンソースの中にあって)完全に違う人種」とも言う。「ライセンスポリシーをみると、Androidはオープンソースではない。Googleがコントロールしている。Maemoと(Androidを)比較することはできない。Nokiaはコントロールではなく、エネーブラーを目指す」と付け加えた。
Maemoに至った背景がAndroid対抗ではないとすれば、何なのか? という問いには、「開発者はさまざまなプラットフォームで作業しなければならないという課題があり、混乱している。この課題に対し、NokiaはQtにより開発者の作業を容易にする。別の状況として、Linuxコミュニティをはじめとしたオープンソースの世界では、Maemoの将来に不安を感じている開発者もいた。Intelも同時に、Linuxベースのプラットフォームを開発しており、開発者の中にはどちらを選択すべきか迷いもでてきていた。そこで2つを1つにし、これまでにないすばらしいプラットフォームを作ることになった。もちろん、Qtにより容易に開発できる点も魅力になるはずだ」と説明した。
Nokiaは昨年、ネットブック「Booklet 3G」を発表したが、ネットブックでMeeGoを採用する計画はあるのだろうか? また、MeeGoを利用して今後スマートフォン、ネットブック以外の端末を開発する予定は? ――Selby氏の答えは、「Booklet 3Gでは『Windows 7』を搭載した。これはこれで継続する。今後、さまざまな端末を発表していく計画だ。だが、エコシステムはオープンだ。すべての端末をわれわれがやるのではなく、MeeGo搭載端末とNokia端末が同期するような形も考えられる」だ。
このほかSelby氏は、MeeGo端末の登場時期について「今年前半」と述べた。詳細は非公開とし、ハードウェア関連の発表を近々行う予定とのことだ。
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