【ハウツー】

コンソールアプリの引数を簡単に扱える「Command Line Parser Library」

1 コマンドラインパーサーとは

    青木淳夫  [2010/01/04]

    はじめに

    オプション数が多いコンソールアプリケーションを開発していると、引数を制御するコードが複雑になってしまいがちです。そこで本稿ではCommand Line Parser Libraryというオープンソースを紹介します。このライブラリを使うとフィールドに属性を宣言するだけで引数を簡単に扱うことができます。

    Command Line Parser Libraryとは

    Command Line Parser Libraryは.NET向けのコマンドラインパーサーです。CodePlexにて開発(MIT License)されており、.NET Framework2.0以上の環境で動作します。 本稿では最新バージョンの「libcmdline-1.7.10.5-beta-bin.zip」を入手し「CommandLine.dll(libcmdline-bin-Releaseフォルダ)」を使用しています。

    コマンドラインパーサーを使うメリット

    Command Line Parser Libraryを使うメリットは次の通りです。

    ・引数の文字列を解析しなくて良い
    ・フィールドに属性を定義するだけで、引数の値を利用できる
    ・短縮名、正式名称、必須チェック、複数指定といった設定が簡単にできる
    ・ヘルプを表示できる

    サンプルアプリケーションの説明

    それでは、四則演算を行うサンプルアプリケーションを見ていきましょう。

    四則演算アプリケーション(ConsoleSample.exe)

    パラメータオプションは次の4種類です。

    引数のオプション一覧

    説明 短縮名 正式名 必須 複数指定
    計算対象の数字1 x numx ×
    計算対象の数字2 y numy ×
    演算子(+,-,*,/) o なし ○(カンマ区切)
    画面に表示する説明 なし desc × ×

    コマンドの例を見てみましょう。

    コマンドの例(2+3)

    ConsoleSample.exe -x 2 -y 3 -o + --desc 2+3を計算

    短縮名(1文字)はハイフン1つ、正式名はハイフン2つで認識されます。値は半角スペースの後でセットします。

    他のコマンド例も見てみましょう。

    コマンドの例(6×2と6÷2)

    ConsoleSample.exe -x6 --numy=2 -o *,/ --desc="6×2 と 6÷2を計算"

    短縮名の場合は「-x6」のように半角スペース無しで値を設定できます。正式名の場合は「--numy=2」のようにイコールの後に値を設定できます。

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