jQueryでユニットテストをおこなう - QUnitとは

高機能・軽量のJavaScriptフレームワークで、デベロッパにも人気の高いjQuery。そのjQueryをベースとしたテストスイートに「QUnit」がある。

QUnitはJohn Resig氏とJorn Zaefferer氏が中心となって開発をおこなっているユニットテスティングフレームワーク。デベロッパはQUnitを使うことで、jQueryを使ったJavaScriptコードを書くように、簡単にテストを記述できるようになる。同ライブラリはjQueryと同じく、The MIT LicenseとGNU GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2のもとで公開されている。

去る9月29日(米国時間)、開発者であるJohn Resig氏はTwitter上で次の3点をアナウンスした。

  • QUnitはjQueryに依存した実装ではなくなり、完全なスタンドアロンのライブラリとなった (Twitter, Changeset)
  • RhinoやSpidermonkey内といった、Webブラウザ上でなくても動作するように (Twitter, Changeset)
  • QUnitプロジェクトはGitHubに移行した (Twitter)

これまでに配布されていたjqueryjs - Project Hosting on Google Code上のqunit.jsと、移行後のGitHubにて配布されているqunit.jsは、メソッドの動作や引数の数が異なるものがある。これからQUnitを使いはじめるデベロッパは注意されたい。

本稿では、このQUnitの使い方と機能の変更点を簡単に紹介しよう。