あのBBCが作った超実力派JavaScriptライブラリ"Glow"を徹底解剖する

英国放送協会(BBC)は7月7日(英国時間)、JavaScriptライブラリ「Glow」の最新バージョンである1.5.1をリリースした。GlowはApache Licence Version 2.0のもとで公開されている、オープンソースソフトウェアJavaScriptライブラリ。

Glowの特徴は次のとおり。

シンプルなDOM、イベントハンドラ、アニメーション操作など
さまざまなウィジェット(AutoSuggest, Carousel, Editor, InfoPanel, Overlay, Panel, Slider, Sortable, Timetable)
明快/豊富的なドキュメント
BBC Browser Support Standards[http://www.bbc.co.uk/guidelines/futuremedia/technical/browser_support.shtml]準拠

GlowはBBCにとって、JavaScriptでは初のオープンソース化したライブラリだ。もともとのライブラリは1999年から使用されてきたが、2007年のページレイアウト刷新やBBC Browser Support Standardsのアップデートにともないリプレース/リビルドされ、現在のバージョンに至る。もともとBBCはオープンソースソフトウェアプロジェクトに積極的に参加してきており(CPAN modules、Apache modules、video codecs(http://diracvideo.org/))、今回のGlowオープンソース化もその一環であるとのことだ。成り立ちの詳細については、別途ドキュメント「What is Glow?」の項を参照されたい。

BBCのWebサイトでいまもなお縁の下を支え続けているJavaScriptライブラリの実力はいかに。本稿ではこのGlowに用意されている機能/ウィジェットを紹介しよう。なお、ここでの動作環境は次のとおりだ。