化粧品業界初のコミック付きシートマスクとして登場し、この秋からついにアニメがスタートした『美肌一族』。化粧品とアニメの前代未聞のコラボレーションにも大注目だが、この作品のもうひとつのサプライズが作中で登場するイケメンのおぼっちゃま、祐天寺龍哉役を演じるタレントの狩野英孝だ。
先ごろ都内で合同取材が行われ、アニメのキャラクターを初めて演じた感想と、自身のアニメやマンガ歴について存分に語ってくれた。イケメンキャラを演じたイケメン狩野の心境やいかに?
アフレコの感想
僕はもともと日本映画学校俳優科という役者学校で芝居を勉強してきたんですが、舞台で見せる演じ方と、声優で見せる演技とはやっぱり違うんだなと。舞台では派手にやるぐらいがちょうどいいと教わったんですが、声優をやってみると抑え目ぐらいがちょうどいいと言われて「あ、こんな差があるんだ」と思いました。やっぱり声だけですからすごく繊細で、本当にナイーブな演技を要求されました。ひと言ずつ演技指導されながら「ハイ、OK」となったときはやっぱりうれしいですね。自分では出したことのないイントネーションもあったんで、オンエアを見て「こんな声してるんだ!?」と思ってびっくりしました。
マンガについて
僕マンガは好きなんですけど、『美肌一族』のような少女コミックっぽい作品にはあまり馴染みがなくて。でもいざ台本を読んでみると面白いものは面白いんですよ。ちなみに『美肌一族』の化粧品もいただいて初めて試してみたんですけど、僕にすごく合うんで自腹で買うようになりました。いまは角質を落とすやつにハマってます。
子どものころ好きだったマンガは当時の「週刊少年ジャンプ」系ですね。兄弟も男だけで、男友達が多かったですし、「ジャンプ」は毎週買って読んでました。もちろん『ドラゴンボール』も好きでしたけど『幽☆遊☆白書』がとくに好きでした。コミックもゲームも買ってたし、グッズとかも持ってたし、すごくハマってましたね。マンガだと今度映画化する『イキガミ』というやつにいまハマってて、あれはすごく好きで何度も読み返してますね。
ぼくは小学校のころはピアノを習ったんですけど、塾には女の子しかいなくて、待合室にも少女コミックしかないんですね。で、『花より男子』とかもあったんですが、唯一読んだ少女コミックが『ちびまる子ちゃん』。いろんな取材でしゃべってるんですけど、僕のキャラクターのモデルは花輪君なんですよ。花輪君みたいなキャラがいたら面白いんじゃないかなと思って作って「ヘイ、ベイビー!」とか「子猫ちゃんたち!」というセリフをピックアップして、スーツを下ろして、髪を伸ばしてコントやったときにドンと初めてウケたんで「これいけるかもしれないな」と思って、そこからアレンジして今があるんです。このことを取材で言ってたら、原作者のさくらももこさんから直筆で花輪君のイラストと「いつも見てるよ。大爆笑さベイビー」ってメッセージが入った直筆のサインをいただきました。今も待ち受け画面にしてるぐらいうれしかったです。
視聴者へのメッセージ
僕が演じてる祐天寺龍哉はお金持ちで女の子からワーキャー言われるというキャラクターで、まったく役作りなしでできたので(笑)、これはハマったなって実感しました。とは言え収録でアドリブを入れるような余裕はまったくなかったんですが、監督の優しさでちょっと後半の11話に僕のギャグっぽいセリフも入れさせていただいてるんで、それはぜひ見てほしいですね。
『美肌一族』は毎週月曜深夜1時30分よりテレビ東京にて放送中。今後の放送では狩野の、あの決めゼリフが出るようなので、いままで以上に要チェック!
(C) ラブラボ・バンダイフィル/美肌一族製作委員会 |