Webアプリケーションの操作性を向上させるために、いまや欠かすことのできないJavaScript。Prototype.jsやjQueryといった各種フレームワークを使用して、ユーザビリティを高めている開発者も少なくないだろう。
ここ数年の間でYahoo! UI LibraryやExt JS、Dojo Toolkitといった、開発のしやすさや・操作性の向上はもちろんのこと、綺麗なデザインも兼ね備えているライブラリが増えてきた。既存のWebアプリケーションに少しのコードを追加するだけで、機能もデザインも付加できるこれらのライブラリは非常に魅力的だ。
ここではテーブルで組んだリストに対して、まるで表計算ソフトのような操作性を提供するFlexigridライブラリを紹介したい。
ネイティブアプリケーション並みのリストを実現
FlexigridとはPaulo P. Marinas氏が開発・公開しているjQueryプラグイン。非常に簡単なJavaScriptコードを書くだけで、テーブルに対してカラム別のサイズ変更や表示/非表示の切り替え、サイズの伸縮といったさまざまな視覚効果を与えることができるライブラリだ。またサーバ側でXML形式かJSON形式でテーブル内に表示するデータをやり取りするプログラムを実装すれば、ソートボタンの配置や検索、ページャなどの付加が可能だ。
Paulo P. Marinas氏は次に挙げるWebブラウザで動作確認を行っているとしている。
- Internet Explorer 6/7
- Firefox 2
- Opera 9.x
- Safari 3.0
現在の最新版は4月1日(米国時間)に公開された1.0beta2。The MIT License、GNU GENERAL PUBLIC LICENSEのデュアルライセンスのもとで公開されている。