NTTレゾナントは20日、ブログやホームページを訪問した読者のアクセス履歴を解析するサービス「gooあしあと」の提供を開始した。「gooあしあとウィジェット」を自身のサイトに貼り付けることにより、ブログやサイトのアクセス状況、アクセス数の多いページ、閲覧したユーザーの興味ジャンルといった情報を収集、解析することができる。gooID取得者であれば「gooブログ」以外の他社ブログユーザーの利用も可能だ。

「gooあしあと」トップページ

「gooあしあとウィジェット」の特徴

gooあしあとは、「ブログを開設したはいいが、誰が読んでいるのかわからない」「読者の反響を知りたい」などのユーザーからの声をもとに開発されたサービス。読者の属性や行動履歴を解析できるようになっている。あしあとウィジェット上では、閲覧者情報や自身のサイト内の人気記事ランキングを表示することができるほか、「このサイトって?」という質問に答える簡易アンケートを用意しているので、サイトに対する読者の反響を手軽に知ることができる。

「公開あしあとページ」サンプル

また、同社が10月より提供を開始したSNSサービス「goo ホーム」と連動させることで、gooホーム上で公開している画像アイコンやニックネーム、友達リスト、参加コミュニティなどの情報も「公開あしあとページ」にて閲覧が可能。これによって、同じ趣味や興味をもったユーザーを「公開あしあとページ」から検索することができる。また、同社基準による閲覧数を満たした読者を「常連さん」として表示するなど、使い方次第でユーザー間のつながりを広げることもできるという。

運営者と読者の双方があしあと会員の場合は、「あしあと解析」によってさらに詳しい読者情報を入手可能だ。ページ全体の閲覧数に加え、自身のブログに関連した検索キーワードやよく読まれる人気記事、読者のブログジャンルなどを解析できる。あしあと解析ページ上の各種情報は、カラフルな円グラフや折れ線グラフで表示されるので、読者の属性やアクセス推移がわかりやすくなっている。

カラフルでわかりやすくブログ読者の解析ができる

さらに、あしあとウィジェットでは、4種類のテンプレートと7つのカラーバリエーションから、ユーザーのブログスキンに合わせた柔軟なカスタマイズが可能となっている。また、ウィジェット上に表示された自身のあしあとを消去する機能も提供するほか、あしあとを残したくない場合はログアウトした状態で利用するなど、状況に合わせた利用法についての説明も加えた。

4パターンのテンプレート×7つのカラーバリエーション。ブログに合わせて自由に選択可能

同社のポータル事業本部 メディア事業部担当 上床昭人氏は、「他社が提供しているあしあとはクローズ、gooあしあとはオープンに他者にも公開できる」とし、他社サービスとの差別化を強調。また、「あしあとをきっかけに、ユーザー同士がより気軽で活発なコミュニケーションを広げてほしい」と新サービス提供にこめた期待を語った。

NTTレゾナント ポータル事業本部 メディア事業部担当 上床昭人氏