バーチャル不動産業は儲かるのか?

土地代の支払い方法はどうでしょうか。セカンドライフ内の通貨リンデンドルでなく、ドルでのみ支払い可というケースがあります(こっちが主流かも)。リンデンラボ直轄のメインランドもプレミアム会員限定の販売なので、会員費を払うためのドルが必要です。セカンドライフ内でのお店屋さんごっこはリンデンドルでできても、リアルライフでのレンタルサーバビジネスはドル建てで、ということなのでしょうか。

この土地ビジネスがどのくらい収益を上げられるのか、ひとつの例で見てみましょう。ただし、現実と同様にセカンドライフ内の地価も流動的です。筆者の体験ですと、今年7月前後に地価も家やショップのレンタル料金もどんどん下がり、場所によっては一時期の半値近くになったところもあります。なので、あくまでも一例ですが、欧州のとある会社が扱っている地価を見てみます。

●土地販売価格例
面積 …… 4,096平方メートル(938プリム)、1/16シム
購入費 …… 98USドル
管理費(月額) …… 24USドル

●上空販売価格例(空中に街を作れるセカンドライフならでは!)
面積 …… 16.384平方メートル(468プリム) 、1/4シム
購入費 …… 125USドル
管理費(月額) …… 29USドル

ちなみに、1/16シムは約1エーカーになり、英語圏ではピンとくる広さなのかもしれません。高級住宅街などでも人気のサイズです。で、仮にこの会社の土地が販売直後にすべて売り切れたとしたら、1アイランドあたりの6カ月の収益は5,068USドルになります。

●業者の6カ月の最大収入例(1アイランドあたり)
土地販売収入 …… 98USドル×16+125USドル×4=2,068USドル
維持費 …… (24ドル×16+29ドル×4)×6カ月=(384+116)×6カ月=3,000USドル

業者がリンデンラボに支払うサーバのレンタル代金は設置代が1,675USドルで、1カ月の維持費が295USドルです。なので、この会社が6カ月間レンタルした場合の総コストは3,445USドルになります。サーバが最大効率で稼働した場合の収入は5,068USドル、出費は3,445USドル、その差額の1,623USドルが収益です。ここからさらに広告費や人件費を差し引いたものがサーバ1台あたりの6カ月の利益というわけです。

面積の大部分が、共有の「海」で占められる高級住宅地シム。土地を買うときは自宅の島周辺の海も購入します。このあたりをボケーっと見ていたら、土地見学会のバルーンがやってきて乗せてもらいました。バルーンを操作するリアルワールドの人間をひとり雇っているあたりも、ハイソな世界です。とにかく、説明を聞きながら、気になる土地があればクリックして各種情報をチェックできラクチンでした

こちらは、初期設置費用が1リンデンドルという格安住宅地。ただし、管理費として「PayPal」を通じて月額15ドル(約1,800円)の支払いが必要という表示になっています