【レポート】

鉄子が行く!! 鎌倉車両センター一般公開

1 見学は女性1人でももちろんOK

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JR東日本横浜支社が管轄する「JR東日本鎌倉車両センター」の一般公開が行われた。同車両センターは神奈川県の鎌倉市と藤沢市にまたがる形で立地する車両基地。今回のイベントは、東海道線横浜 - 国府津間の開業120周年を記念したもので、「鎌倉総合車両センター」から現在の「鎌倉車両センターへ」へと名称変更されてからは、初の一般公開となる。最近では鉄子(女性の鉄道ファン)ブームが巻き起こっているが、ブーム以前からディープに鉄子であった私、吉永がイベントのレポートをさせていただく。

「鎌倉車両センター」の外観と入り口。外から電車はほとんど見えない

ところで、車両センターって何?

車両センターとは、簡単に言えば「列車のおうち」である。その日の運用を終えた列車が帰って来て、次の仕事に備えて日々の点検や短周期の検査を受けたり、清掃されたりする場所だ。すべての列車には帰る"おうち"が決まっていて、鎌倉車両センターに帰ってくるのは成田エクスプレスことE253系、横須賀線のE217系、横浜線の205系など計1,030両である(2007年4月現在)。

開門前の行列(10時45分頃)。私はこの最後尾についたが、11時が開門でその10分後には入場できた

今回のような一般公開は、近隣住民に車両センターの業務内容を知ってもらうのが目的なので、小さな子供がいるファミリー向けのものが多い。告知も駅にポスターを貼って行う程度。入場無料というのもうれしい。よく私は「女性が1人で行って浮かないの? 」という質問をされるが、若いお母さんからおばあちゃんまで、子供を連れた女性はたくさんいるので、1人で行っても浮くことはない。しかもバーゲン等で混雑した場所に慣れている女性たちは、鉄ちゃんたちに負けないパワーで夫や子供をリードしている。

写真は入場記念品として配布されたシリアルナンバー入りの入場証明書。これと電車柄の鉛筆が無地のクリアフォルダに入って配られた

さて、そろそろ本題に入るとしよう。まずは、車両の展示コーナーである。見栄えがするように車両を留置線に並べてあり、決められた位置からではあるが自由に撮影できる。一般公開の中心的存在となるコーナーだ。イベントによっては、鉄道ファン向けに普段はお目にかかれないようなゲストの車両が展示されることもあるが、今回は無く、子供が主役のまったりとした雰囲気だった。立入禁止用の縄が電車から離れた地帯に張られていたので、車体に近づけないもどかしさはあったが、その分電車の前に人が立ったりはしなかったので、撮影がしやすかった。

この中で比較的珍しい車両は、紺色に黄のラインが入った「クモヤ143系」。事業用なので乗客として乗ることはもちろんできない。また、いつ走るのかも一般人の知るところではない。この車両は運転台も公開され、旧式のものだったのでファミリーだけではなく鉄ちゃんたちにも人気があった。しかし、なんと2時間待ち。私は諦めました……。一般公開は、多くても年に1回程度でしかも不定期開催。今回は11時~15時というたった4時間だった。1コーナーを見るために2時間も費やしてはいられないのだ。

左から2番目が運転台体験ができた「クモヤ143系」

一見混雑しているようだが、鉄道のイベントでこれは空いている方。少し待てば人が途切れる

展示車両の一番奥では、成田エクスプレスの清掃の様子をみることができた。この日は蒸し暑い日だったので、ホースの水を浴び、ブラシや雑巾でゴシゴシ洗われている成田エクスプレスがとても気持ちよさそうに見えた。……思わず電車に感情移入している自分の鉄子っぷり、いや、この年齢にしての(年齢非公開)童心っぷりにほんのり感動したりもする。

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インデックス

目次
(1) 見学は女性1人でももちろんOK
(2) 徐々にディープになっていく鉄子ワールド
(3) 子供より大人が夢中な物販
(4) 大船工場でノスタルジー

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