10株売りでライバルの資産を削れ

株価は10株以上売ることで下がる、ということは既に述べた。この現象を利用して肉迫するライバルに差を付けよう。ダイスを振る前であれば、毎ターン株を売ることができる。そこで、あいのりしておいたシケインエリアの株を10株売ってみることにする。

特にルイージに恨みはないが

ここはルイージが半独占していたエリアで、本人は141株所持している。10株売ると株価は一気に3G下がり、結果ルイージは423Gもの損をすることになるのだ。例えば12,050G程度でルイージが浮かれているとしよう。そんな時はこの方法であっという間にゴール権利を剥奪することができる。自分の資産も多少の目減りはするが、ライバルを蹴落とすためなら肉を切らせて骨を断つ。これが真のいたストプレイヤーなのだ。

株のシンボルが蕪なんて可愛いなあ、とよそ事を

やれるもんならな

もっと鬼になりたければ、10株売りに加えてこんな方法もある。自分があいのりされている株も10株売りし尽くしたら、そのエリアの店をぎんこうに売ってしまうのだ。これまでにないほど株価は暴落し、当該エリアの株を多く持っているプレイヤーは途端に貧乏になること請け合い。以前、これを実践してあいのり連中をボコボコにし、「いやー、してやったり」と悦に入っている時にふと鏡が目に入ったのだが、映った己のニヤけた顔に愕然とした。敵をハメる際は、なるべく人目につかないところでプレイすることを強くおすすめする。

優勝は目前なのだが、なかなか育て上げた地雷原にハマってくれない。派手にお金をまき散らすところ(特にルイージ)が見たいのですぐゴールはせずに右下の円をぐるぐる回ってターン数を稼いでいたら、いつの間にやらルイージが12,000Gを突破していた。これはまずい。高額な買い物料をいただけなかったことは心残りだが、ここは華々しくゴールインするとしよう。

分かれ道が多いということは、逃げ道も多いということだ

キャサリンも追いつきつつある

祝・優勝! ニヤニヤしながら成績を眺める

ゴールする時、ぎんこうにピッタリ止まる必要はない。踏んだ時点で優勝が決まるのだ。お祝いムード満点のファンファーレと共に紙吹雪が舞い、WINNERの文字が踊る。はっきり言って気分が良い。その後、総資産、株もうけ額、買い物料のいただき額、など各項目のランキングと、スタートからゴールに至るまでのそれぞれの資産の折れ線グラフなどでゲームを振り返ることができるのだが、このデータが存外に楽しめる。この頃は最下位だったな、このあたりで増資しまくったんだな、と68ターンの攻防を噛み締め、しばし勝利の余韻に浸った。

マリオ関連のステージでは、ゴール時に城をクリアしたときのファンファーレが鳴る。ドラクエの場合はカジノ大当たりの曲

ぺしゃんこになったスライムが憐れ

株もうけ額は他を圧倒

まさにうなぎ上り。この急勾配が気持ちよい

いたストの面白さ、体感していただけただろうか。