【レポート】
ジェイアール東日本コンサルタンツは6月初旬、3次元衛星画像配信サービス「Google Earth & Railway」を発表した。地上解像度1mの高解像度衛星写真を3次元デジタル化し、Google Earthを利用して、各種鉄道情報と重ね合わせるというもの。柔軟な操作性はそのままに膨大な情報量を備える「Google Earth & Railway」の可能性に迫ってみた。
「Google Earth & Railway」は、インフラにはGoogle Earth ECを使っているため、ユーザーはそのライセンス(3万7,800円)を購入した上で、ジェイアール東日本コンサルタンツと衛星画像使用料(月額10万5,000円)の契約を結ぶことで使用可能となる。
衛星画像は商業衛星イコノスを利用して撮影されており、解像度は1m。関東と関西など主要都市部はもちろん、政令指定都市や48県庁所在地行政界2万km2のうち、1万7,000km2をカバーしている。さらに、7,527kmにもおよぶJR東日本全路線沿いは、最小でも幅2kmでイコノス衛星画像が取り入れられている。
イコノス衛星画像がない部分は解像度15メートルの「NaturalVue2000日本全国版」(離島部を除く)でカバー。数値地図や標高データは、国土地理院発行の「数値地図25000」(空間データ基盤)と「数値地図50mメッシュ」(標高)が登録されている。これらとデジタル化された線路平面図、線路沿線設備の情報など各種業務用情報を重ね合わせて表示し、Google Earthのシンプルな操作性はそのままに、自由に拡大、縮小、回転、鳥瞰表示することができるのが特徴。イコノス衛星画像も、年内には日本全国すべてをカバーする計画もある。
Google Earth & Railwayは、まさにJR東日本沿線のパーフェクトな3次元データベースであり、高価なイコノス衛星画像をふんだんに利用できる権利を取得できる。単純に衛星写真を買うコストを考えても、月額10万5,000円は価格破壊的に安いと言える。
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