前回は録画したビデオを『iMovie』で並べ、長さを調整するところまでをご紹介しました。今回はBGMやトランジションを加え、より凝った仕上がりに挑戦です。

過去に作成したムービーは「プロジェクト」に保存されています

ビデオと同じく、オーディオも編集

ムービーにBGMを入れる最も簡単な方法は、「プロジェクト設定」で「テーマ曲」をオンにするだけ。これだけで設定されたテーマのBGMが全編通して流れます。

設定ボタンをタップ

「テーマ曲」をオンにして「完了」をタップ

オーディオを挿入

もっと色々な曲を使ったり、効果音を入れたい場合は、ビデオと同じくメディア挿入ボタンからオーディオを追加します。内蔵のテーマ曲の他、自分のミュージックライブラリからも選択できます。

メディア挿入ボタンをタップ

「オーディオ」タブをタップ

iMovieで使える音声ファイルが一覧できます

テーマ曲/iMovie内蔵のBGM
サウンドエフェクト/拍手や機械音などの効果音
プレイリスト、アルバム等/iPhoneに入っている楽曲

使いたい曲を選択し、再生ボタンで試聴。矢印でムービーに挿入されます

オーディオを編集

挿入したオーディオは、長さや位置を変えたり、音量やフェード効果等の編集が可能です。

オーディオを選択し、スライドさせて長さを調節

ホールド+ドラッグ&ドロップで位置を移動

オーディオを選択すると、下部に編集メニューが表示されます。右端にある「○」をタップして、下記の3つのメニューに切り替えられます。

スライダで音量調整

速度の変更、フェードイン/アウトを設定。ビデオと同じく分割も可能

オーディオの複製、前面/背面を設定

オーディオは、前面3本・背面1本まで入れることができます。背面に設定されたオーディオは、ビデオに音が入っている場合にそれが聞こえるよう、自動的に音量が絞られるようになっています。前面にはそれに乗せるように、別の楽曲や効果音を入れることができます。

緑が「背面」、青が「前面」のオーディオ。背面のオーディオは開始位置を移動できません

逆に、ビデオに入っている音を小さくしたい場合は、下記の手順で調節できます。

ビデオを選択し、「オーディオ」タブを開く

スライダで音量を調節。またはスピーカーボタンで消音

トランジションを編集

トランジションとは、ビデオを繋ぎに挟む画面の切り替え効果のこと。タイムラインでは、ビデオとビデオの間にあるアイコンで示されています。ここにひと手間加えるだけで、ムービーが洗練された印象になります。

トランジションのアイコンをタップすると、選択できる種類が表示されます

トランジションの種類。表示時間(最長2秒)や、効果音のオン/オフも設定できます

「テーマ」の効果はムービーのテーマごとに異なります

次回はビデオのズームや画面分割など、さらに特殊な編集を加えていきます。

今回作成したムービーのサンプルです