ヘルスケアシステムズはこのほど、未病領域の郵送検査サービスの累計検査数が2025年4月をもって100万件を突破したことを発表した。

  • 「カラダのものさし」検査キット

生活習慣改善に向けて、美容や老化など身近なテーマで検査

名古屋大学発ベンチャーである同社は、大学で培われた技術と独自に開発した検査技術により、未病領域に特化した郵送検査サービスを開発している。生活習慣病や加齢性疾患のリスクや重篤度を示すバイオマーカーは多くあるが、それら疾患の原因となる食生活や生活習慣そのものを知るためのマーカーはあまり一般的ではない。同社では、身近な食品の持つ健康機能性に着目し、美容や老化など誰もが関心の持てるテーマと結び付いた郵送検査キットを開発。いずれも尿や便など日常的に排出されるものを検体とし、採血のように痛みを伴う検査ではないのが特徴という。

提供検査シリーズは全20種類。女性ホルモンに似たはたらきをするエクオール産生能を調べられる「ソイチェック」(4,785円)をはじめ、尿で測定できる腸内環境検査キット「腸活チェック」(3,630円)、活性酸素による酸化ストレス検査「サビチェック」(4,785円)、減塩検定「シオチェック+」(2,970円)、免疫検査「バリアチェック」(3,795円)、など、その種類を増やしている。販売方法はオンライン、医療機関、薬局などで、企業や保険組合・自治体にも導入されている。

同社では、「近年の健康意識の高まりとともに、当社の郵送検査サービスが、皆様の生活習慣改善の一助として広く浸透してきた結果が、この100万件という数字に表れているものと考えております。今後も、より多くの皆様の健康維持・増進に貢献できるよう、社員一同、サービスの拡充と品質の向上に一層努めてまいります」とコメントしている。