「一人が寂しい…」と感じ、思い悩んでしまっている人も多いのではないでしょうか。本記事では、一人が寂しいと感じる理由を解説したうえで、対処法について紹介します。また、一人でいることのメリット・デメリットも解説するので、ぜひ参考にしてください。
一人が寂しいと感じるのはなぜ?
まずは、一人が寂しいと感じる理由を考えてみましょう。
気分が落ち込んでいるから
気分が落ち込んでいるときは何に対してもネガティブになりがち。普段は一人でいることが平気でも、気分が落ち込んでいると「私は誰からも愛されていないんだ」「この先もずっと一人なんだ」などとネガティブな感情が生まれ、強い孤独感に襲われることがあります。
暇な時間が多いから
一人でいても趣味など熱中できるものがあり、充実した時間を過ごせていれば寂しいと感じることは少ないでしょう。一方、やることもなく何もしていない時間が多いと、あれこれ考えてしまう時間が生まれ孤独を感じやすくなります。
SNSで人と比べてしまうから
SNSでほかの人が楽しそうに過ごしているのを見ると、寂しさが増してしまう場合があります。特に、お盆やお正月などの長期休みやクリスマスなどのイベント時に一人で過ごしているときに幸せそうな他人を見ると余計に孤独を感じてしまうでしょう。
一人が寂しいときの対処法6選
では、一人が寂しいと感じるときにはどうしたらいいのでしょうか? ここでは、6つの対処法を紹介します。気を紛らわす方法から根本的な解決方法まで紹介するので、自分にあったものを実践してみましょう。
運動する
寂しさを紛らわせるシンプルな方法は「運動すること」。体を動かすだけで気分が前向きになり、ストレス解消の効果も期待できます。まずは近所を軽く散歩してみることから始めてみましょう。朝起きて太陽の光を浴びることも効果的ですよ。
一人で没頭できる趣味を見つける
暇な時間が多いのであれば、没頭できる趣味を見つけましょう。読書やゲーム、釣り、カメラなど一人で没頭できる趣味にはさまざまなものがあります。寂しさが紛れるだけでなく、その後の人生を大きく変えるような出会いもあるかもしれません。特に興味の湧くものがなければ、スキルアップやキャリアアップを目指して資格の勉強をしてみるのもいいでしょう。
楽しいイベントを計画する
人付き合いが面倒でも、寂しいと感じることが増えているなら、人との関わりを増やしましょう。人と関わる時間が増えれば自ずと孤独感は減っていきます。ここで大切なのは、人に誘ってもらうのを待つのではなく、自分から誘うこと。友人とご飯に行く約束を入れたり、飲み会やホームパーティなどの予定を入れたり、自身で楽しいイベントを計画してみましょう。
興味のあるコミュニティを探す
友人がほとんどいなかったり、今ある人間関係に嫌気が差していたりする場合は、新たなコミュニティを探してみましょう。習い事や勉強会など、自分の興味のある分野のコミュニティを探して、所属してみるのもひとつ。嗜好や趣味が一緒だと価値観が合う可能性も高いので、気の合う仲間ができるかもしれません。
行きつけのお店を持つ
店員さんと気軽に話せるカフェやバーなど行きつけのお店を持つのも、寂しさを紛らわせる有効な方法の一つです。わざわざ誰かと約束を取り付ける面倒もないうえ、いつも来ている常連さんと仲良くなって、行きつけのお店から交流が広がることもあります。
SNSで自分の考えを発信してみる
SNSで自分の考えを発信してみると、自分の考えや投稿に興味を持ってくれる人と繋がったり、思わぬ好意的な反応がきて心が満たされたりすることがあります。SNSは寂しさが増す原因にもなりますが、使い方によっては孤独感を解消してくれる場合もあるので上手く活用してみましょう。
一人でいることのメリット・デメリット
一人でいることや孤独を感じることは必ずしも悪いことではありません。無理に変わろうとしてそれがストレスになってしまうくらいなら、寂しさを受け入れるほうがいいでしょう。ここでは、一人でいることのメリット・デメリットを紹介するので、自分が大切にしたいことは何かを改めて考えてみてください。
【メリット】自立できる
何かを決めるとき、誰かに頼って決めるのではなく、自分自身で考え判断し行動していくことで自己成長につながります。一人でいることが多いと自ずとその機会も多くなり、自立した人になれるでしょう。
【メリット】人間関係のストレスが溜まりにくい
多くの人とつながるコミュニティに入っていれば安心感もある反面、人間関係でぎくしゃくしてしまうことも。人数が増えれば増えるほど意見や価値観の違いで自分を押し殺したり気を遣ったりすることも多くなります。一人でいればそういった煩わしさとは無縁に近い状態でいられるので、余計なストレスもかからないでしょう。
【メリット】自分の世界観を大切にできる
自分の信条や世界観を大切にできるのも、一人でいるメリットといえるでしょう。誰かといると、どうしても相手に合わせたり自分の意に反することをしなければならなかったりする機会が多くなるものです。自分の信条や世界観をしっかり持っている人の場合は、むしろ一人でいたほうが楽に生きられるかもしれません。
【メリット】貯金しやすくなる
人付き合いがあると、その分出費も多くなります。交際費がかさむと貯金も思うようにできない場合が多いです。一方、交際費がほとんどかからない場合はその分貯金に回せるので、無理なくお金を貯めることができるでしょう。
【デメリット】人と関わるのが難しくなる
一人でいる時間が長くなると、どうしても自分の殻に閉じこもってしまいがち。そうするうちに、人の意見を取り入れることができなくなって周囲から疎まれたり、上手く接する方法がわからなくなってしまったり、人と関わること自体が難しくなってしまう場合があります。
【デメリット】視野が狭くなる
誰かと話し合うことで新たな気づきが得られることもあります。自分には持っていなかった視点やアイデアをもらえることで、物事が上手く進むこともあるでしょう。何事も一人で決断できるのは強みでもありますが、一人の考えには限界があるため、一人でいると視野が狭くなってしまうというデメリットもあるのです。
【デメリット】困ったときに助けを求められない
人付き合いがないと、何か困ったことがあったときに誰かに頼ることができません。普段は一人でいることが気にならなくても、病気やけがで弱っているときに誰にも助けを求められないと、大きな不安や孤独を感じてしまうでしょう。
まとめ
一人でいることにはメリットもデメリットもあり、どちらを選ぶのも個人の自由です。人と関わることがストレスになるのであれば、一人でも寂しさを感じないよう充実した時間を過ごせる何かを見つけましょう。それでもやはり寂しさを感じるのであれば、心の奥では誰かと関わりたいと思っているのかもしれません。自分の心と向き合って、自分がどうしたいのか改めて考えてみることも大切です。