出会い・恋愛マッチングアプリ・サービス「ハッピーメール」は2025年5月8日 、「五月病」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は2025年2月20日、成人男女200人を対象にインターネットで実施した。
「五月病」とは、5月の大型連休が明けた頃に起こる心身の不調を指す。医学的な病名ではないが、一般的に広く知られている言葉。
4月は入学や就職、人事異動など環境が変わりやすく、寒暖差が大きい時期といえる。そんななか無理して頑張り続けてしまうと、心身への不調につながることがある。
五月病は環境に慣れてくると改善される場合があるが、症状が重くなると適応障害やうつ病と診断されることがあるので軽視してはいけない。
成人男女200人に、五月病を経験したことがあるか聞いたところ、「はい」と答えた人は約6割、「いいえ」と答えた人は約4割だった。現代社会において、五月病を経験した人は多いことがわかる。
近年は「高ストレス社会」といわれており、大勢がストレスを抱えながら生きている。急速な社会環境の変化は、人々の心身に大きな影響を与える要因のひとつである。
そのなかで寒暖差が大きい5月を迎えると、体調管理が難しくなり心身の不調につながりやすいのかもしれない。
五月病経験者の118人に考えられる原因を聞いてみたところ、「人間関係の悩み」という回答が最多だった。
環境の変化が起こると、周囲の人に馴染めずストレスを感じることが少なくない。 新しい人間関係の構築が、五月病の引き金になってしまう場合がある。また、五月病の原因として「出社へのストレス」を挙げた人も目立った。
五月病経験者にどんな症状が出たか聞いたところ、「無気力な状態が続いた」「倦怠感」と回答した人が多くいた。
五月病になると意欲がなくなったり、疲れを感じたりする傾向があるようだ。また、「不安感を抱いた」「不眠」「思考力の低下」といった症状を挙げる人も少なくなく、さまざまな心身の不調を感じることがわかった。
五月病から抜け出すためにどのようなことをしたか聞いたところ、「リラックスすることを心がけた」という回答が約5割で最多となった。
次いで「規則正しい生活を送るようにした」、「十分な休息をとった」の順番となり、それぞれ4割強を占めている。
アンケート結果によるとゆっくり休む時間を作ったり、生活習慣を変えたりしてストレスや疲れを緩和するよう努めた人が多いようだ。
五月病経験者に回復までの期間を聞いたところ、「1ヶ月未満」「1ヶ月以上2ヶ月未満」という回答が約8割を占めており、2ヶ月以内に克服している人が多いことがわかった。