女優の長濱ねるが、3日に都内で行われたABCテレビ『いつか、ヒーロー』(4月6日スタート 毎週日曜22:15~)制作発表会見に桐谷健太、宮世琉弥、板谷由夏、でんでん、北村有起哉とともに登壇した。
同作は、お金もなければ仕事もない全てを失った元児童養護施設の職員のアラフィフ男・赤山誠司(桐谷)が、夢をなくした若者達とともに腐った巨大権力を叩きのめす不屈の復讐エンターテインメント。
長濱ねる、幼少期は空港グランドスタッフに憧れ「小学生の頃…」
会見では、作品の内容にちなみ、キャストがそれぞれ「夢」をテーマにトーク。小さい頃の夢について聞かれると、長濱は「空港のグランドスタッフ」と明かし、「キャビンアテンダントさんではなく、空港が好きだったのでグランドスタッフさんになりたかったです。小学生の頃は予定もないのに親に車で空港に連れて行ってもらって、アナウンスや行き交う人のソワソワ感だったりを見て、ただ空港にいるという時間を過ごしてました」と当時を懐かしむ。
桐谷から「ちなみにどこの空港が好き?」と質問を受けると、「好きなところ!? うわぁ~!」と頭を抱えながらも、「海外に行くのも好きで、オランダの空港にはミッフィーがたくさんいて、好きです」と回答。これに桐谷が「ミッフィーってすごいんですよ? 手書きで(筆を)震わせながら描いているんですよ!」と力説し、笑いを誘った。
また、脚本から感じた“若者へのメッセージ性”については、「(劇中で)若者は何事にも無気力で勝ち負けに興味がなかったり、漠然としんどさを抱えているということに対して、赤山さんが『お前らのせいじゃない』と強く言ってくれるシーンがあって、“いい意味で社会・世の中のせいにしていいんだぞ”と言ってくれて、私自身にも響いた」と吐露。「しんどい日々が続くときに、“自分だけのせいだ”とか“自分がダメだ”と抱え込まずにもっと周りに頼ったり、周りのせいにしていい、というのが脚本から伝わったので、このドラマを通して視聴者の方にも届けたい」と同作に込めた思いを語った。