不動産物件で起こる奇々怪々な事件の謎を解決していくフジテレビ系ドラマ『問題物件』(毎週水曜22:00~)。26日に放送される最終話(※FODで先行配信中)は、「終の部屋」で起こる「天女の呪い」の事件の謎を解いていく。
自分の命はもうわずか…元家政婦・えみちゃんが登場
犬頭光太郎(上川隆也)が姿を消してから1か月が経った。犬頭がいなくなってからというもの、若宮恵美子(内田理央)は、外出するようになった室長の大島雅弘(宮世琉弥)とともに調査依頼に取り組んでいたが、一件の解決に1か月もかかり、片山芳光(本多力)からはこのままでは販売特別室の存続も危ぶまれると嫌味を言われる始末。そして、有村次郎(浜野謙太)もまた犬頭がいなくなったことに悲しみを募らせていた。
ある日、大島家の近くで年配の女性がバイクに轢(ひ)かれそうになるところを目撃した恵美子。助かったその女性は、3年ほど前まで雅弘のお世話をしていた元家政婦の薦田恵美子・通称「えみちゃん」(浅野ゆう子)だった。えみちゃんは自分の命がもうわずかだと考え、雅弘を一目見ようと大島家を訪れていた。
その理由は、えみちゃんの住んでいるサービス付き高齢者向け住宅“アストラ”の中にある「終の部屋」が原因だった。まずは203号室、次に303号室、そして403号室と、次々に住人が心不全で亡くなっているという。「天女の呪い」のせいだと言われているのだが、503号室に住むえみちゃんは、次に自分にお迎えが来るのではと恐れていた。恵美子と雅弘は、2人で協力して調査をすることに。
アストラに訪れた恵美子と雅弘がスタッフの津島誠(渋谷謙人)と西茉由香(星乃夢奈)の話を聞いていると、ある人物が現れる。
雅弘が心を許す2人の恵美子
今回の調査対象は、雅弘の元家政婦のえみちゃんが住む住宅。小さい頃の雅弘を知るえみちゃんは今もなお、大島家への想いは強い。当時の話をし、部屋には雅弘が描いた落書きや絵が飾られていた。そんな彼女から父の本当の想いを聞き、驚く雅弘。恵美子、有村に影響され意識が変わった雅弘が、さらにえみちゃんの話に凛とした表情も見せるようになり頼もしくも感じる。
ところで、恵美子とえみちゃん。雅弘を温かく見守り、雅弘も心を許しているのが、くしくも同じ名前だというのが分かりやすくも面白い。また、「あの人物」も登場。最後までちょっとしたシーンでクスっとさせられる。