KADOKAWAは、電子書籍の新刊『パニック障害ですが、何か? おしゃれカフェで突然のゲロまみれも、お風呂で死にかけたのも、全部パニック障害のせいでした』を3月13日に発売。Amazonなど各電子書籍プラットフォームでの配信をスタートする。
本作は、WEBニュースサイト・ウォーカープラスで連載され反響を呼んだ闘病体験コミック。父親を亡くした直後、突然強烈な吐き気と呼吸困難に襲われた著者の種さん。実は、その原因は心の病「パニック障害」だった。
パニック障害は、突然強い不安や恐怖を感じる発作(パニック発作)が起こる精神疾患の一つ。症状は人によって異なるが、発作が起きると息苦しさや動悸、めまい、激しい吐き気などが現れる。
健康な状態からいきなり襲ってくる発作に戸惑ったり、向精神薬を飲むのが怖くて治療が遅れたり、魔が差して怪しい遠隔療法を試してみたり。本作は、パニック障害と気付かぬまま4年を過ごした著者が、その苦しさの中にも幸せを見出す、ポジティブな闘病体験記になっている。電子書籍版のみでの発売。
主な内容
1話 パニック障害のきっかけ
2話 なかなか治らない奇病
3話 そうだ、病院へ行こう
4話 訪れた転機
5話 パニック障害と診断されて
ほか全15話収録
著者コメント
「ある時から人生が一変してしまう出来事」に遭われた方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。私はタイトル通り、「パニック障害」になってから、今までの人生が一変してしまいました。この本は、漫画を描いた事すらないただのおばさんが、パニック障害を患った事をきっかけに書籍を出版するまでの日々を綴ったものです。
ポジティブだけが取り柄の私が、ネガティブな病気と向き合い…4年間も病気に気づかずに右往左往したり、訳の分からない治療法に騙されたり、もう全てを諦めて楽しんでみたり…。そして極めつけに漫画の連載をする事になったりと、とにかく病気と共に生きる事に奮闘するさまを、「大変な人がいるんだな、そしてバカだなぁ」と笑い飛ばしていただけると幸いです。
そしてこれを読んだ後、あなたにとっての「普通の日々」が、「とても大切で幸せな日々」になりますように。