テレビ朝日は6日、東京・六本木の同局本社で4月改編説明会を開催。木曜ドラマ『PJ ~航空救難団~』(4月24日スタート 毎週木曜21:00~21:54)の服部宣之プロデューサーが、主演を務める内野聖陽の起用理由を明かした。
同作は、同局初のレスキュー大作。航空自衛隊全面協力のもと航空自衛隊航空救難団、通称:PJ(パラレスキュージャンパー)の隊員を育てる救難教育隊の主任教官・宇佐美誠司(内野)、そしてPJの隊員を目指して超難関の選抜試験を突破してきた訓練生たちが1年に及ぶ“地獄”の訓練に立ち向かう姿を描く。内野は『臨場』(09・10)以来15年ぶりの同局の連続ドラマ主演を務める。
紹介VTRで、雪山に内野が登場するシーンが映し出されると、服部Pは「(このシーンは)スタッフ・キャスト全員が“かんじき”を履いて30分間の登山をして、ようやく到達するロケ場所で撮影をしております。天候にも恵まれ、ほぼCGなしでやっております」と説明。さらに「内野さん自身も撮影の3カ月前から様々なトレーニングや自衛隊の訓練に挑まれており、(神尾楓珠ら)若手キャストはさらにその前から体作りから始めて、この撮影に臨んでいます」と明かした。
また、内野の起用理由について聞かれると、服部Pは「命がけの救難シーンを描くドラマでありますし、命がけで救難を行なう人々を育てる物語でもあるので、日本で誰がいちばん本気の芝居を見せてくれるのか考えていたときに、内野さんが思い浮かんだ」と回答。続けて「体も作らなきゃいけないし、大変な仕事なので内野さんを口説くのに半年近くかかった」とキャスティングの裏側を告白し、「半年の間に細部にまで、キャラクターや脚本について打ち合わせをさせていただいた。その日々は今も続いています。今一緒に戦えていることがありがたい」と謝意を示した。