LINE Digital FrontierとLINEヤフーが運営する電子書籍販売サイト「ebookjapan」において、読者と書店員が選ぶ「ebookjapan マンガ大賞」。2025年「マンガ部門」の大賞は、『ファミレス行こ。』(和山やま/KADOKAWA)に決定した。
「ebookjapanマンガ大賞」は、ebookjapan書店員が「マンガ部門」「webtoon部門」において、各年度の「いま最もおすすめしたい20作品」をノミネート作として選出し、読者投票によって大賞を決定するマンガ賞。第5回目の開催となる今回は、「webtoon部門」を新設。今、注目度が高まるwebtoon作品のおすすめを選出している。投票期間は2024年12月25日~2025年1月15日。
なお、マンガ部門のノミネート作品は、2022年12月1日~2024年11月30日の期間に単行本または電子書籍で第1巻が刊行・配信された作品から、webtoon部門のノミネート作品は、2024年11月にebookjapanで配信中の作品から選出されている。
「マンガ部門」の大賞に輝いたのは、実写映画も大ヒットした、『カラオケ行こ!』の4年後を描いた続編『ファミレス行こ。』(和山やま/KADOKAWA)。
あの、「地獄のカラオケ大会」から4年――。大学1年生の岡聡実くんは、東京で「普通の大人」になるべく学業に勤しんでいた。しかし、ひょんな出来事からアルバイトすることになった深夜のファミレスに、マンガ家・北条先生、マンガオタクでバイトの先輩・森田さん、そして、あの夏の日に出会ったヤクザ・成田狂児など、個性豊かなメンツが次々と現れて……。深夜のファミレスを舞台に、大学1年生になった岡聡実くんと、それを取り巻く人々との日常を描いたコメディ作品となっている。
また、「マンガ部門」の2位には、あざとい年下大学生と恋愛偏差値ゼロOLのキケンな同居ラブストーリー『ウチでは飼えません!』(わたぬきめん/リブレ)が。3位は、おっとり・ほんわかなもちづきさんが“展開する限界突破の禁断グルメギャグ『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』(まるよのかもめ/白泉社)が受賞している。
「書店員賞」には、狼と少女が織りなす青春ファンタジー『狼の娘』(小玉ユキ/小学館)が選ばれた。誰にも言えない秘密を抱えて生きる高校3年生の月菜。アルバイト先で不思議な男性・颯と出会ったことで、月菜自身が大きく変わっていく…。「私は何者なのか?」心に生まれた問いの答えとは…?運命の輪が廻り出す、青春ファンタジーとなっている。
「webtoon部門」では、コミックナタリー「タテ読みマンガアワード 2024」ゲスト審査員特別賞 伊織もえ賞 受賞などでも話題沸騰中の『よくある令嬢転生だと思ったのに』(原作:lemonfrog/脚色:DOYOSAY/絵:A-Jin/LINEマンガ)が、記念すべき初代大賞に輝いた。
2位は、『夫の家庭を壊すまで』(原作・脚本:赤石真菜/制作:MUGEN FACTORY/HykeComic)、3位は『ドアを開けたら××でした!』(マトマ/集英社)が受賞した。