米国の通信大手AT&Tと、衛星ブロードバンド接続サービスの商用化を目指すAST SpaceMobileは5月15日、商用サービスの提供に向けた正式契約の締結を発表した。両者は2018年から協力関係にある。

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AST SpaceMobileは低軌道衛星を用いたブロードバンド接続サービスの提供を目指しているが、先行するスペースXの「Starlink」のような専用機器(アンテナ)を用いたサービスは行わず、スマートフォンと衛星の直接通信を主眼に置いている。

同社には楽天も出資しており、AT&Tや英Vodafoneに並ぶ重要なパートナーの一社となっている。日本では楽天モバイルが2026年から商用サービスを提供する計画だ。