TVアニメ第二期の制作も決定している『わたしの幸せな結婚』より、2024年1月23日(火)までの期間、東京・松屋銀座イベントスクエア8階にて開催されている企画展に、斎森美世役の上田麗奈さんが着物姿で来場した。
企画展は、2023年に放送されたTVアニメの物語を追憶するように5つのエリアが設けられており、まずはエントランスを抜けると仲睦まじい美世と清霞が出迎えてくれる。ここでは美世(cv. 上田麗奈)と清霞(cv. 石川界人)が企画展オリジナルの録り下ろしボイスで来場者を歓迎。企画展の始まりを体感させてくれる。また、通路には第一話からのエピソード回想コーナーもあり、上田は「いろいろありましたよね。懐かしいなあ」とパネルを見ながら振り返った。
続く「ときめき」エリアでは、美世と清霞の初対面の場となった久堂家の書斎を再現。今回の注目展示のひとつとなっており、机、小物棚など室内の様子がじっくり見られるのはもちろん、ガラス戸の向こうには第一話「出会い」シーンが投影され、作品世界に没入させてくれる。外の景色は朝、昼、夕、夜と情緒を感じさせながら時間が流れ、夕差しで暖かい雰囲気になる室内、夜の薄闇で静けさに満ちる様子などは、本展だけで見られる特別な光景となっている。
さらにその先に進むと、清霞が美世に贈った櫛、美世がお返しに贈った組み紐の再現レプリカを展示。2人の思い出の品に、上田の表情も優しく綻ぶ。ここではうれしい演出として、第四話「おくりもの」にて美世が清霞に組み紐を贈るシーンのサラウンド音声体験もあるので、こちらも注目したい。
そして「決意と追憶」エリアでは、まず斎森家の蔵をイメージした展示ゾーンが待っている。作中では美世が閉じ込められた場所とあって、光をシャットアウトした暗い空間。そこで、美世の助けを求める叫びや継母とのやり取りを視覚的に体感することになる。ファンにとっては胸の痛くなる場所だが、壁の反対側には第七話「夏の華の淑女(モダンガール)」から第十一話「母が遺したもの」までの名場面のフォトパネルが並び、一気に高揚感が高まる。さらに次の「幸せ」エリアでは、第十二話「暗闇の中の光」にて、清霞の夢に飛び込んだ美世が異形を討ち払うシーンを大スクリーンで体感。感動のクライマックスは何度観ても胸に響く光景となっている。
最後のエリアは「広がる世界」。入口の一角では2023年8月に上演された「舞台『わたしの幸せな結婚』-帝都陸軍オクツキ奇譚-」の衣裳を展示。細部の装飾までこだわり抜いて再現された衣裳は必見。そして、アニメ制作スタッフのコメントや貴重な原画、原作者・顎木あくみ、原作イラスト・月岡月穂、コミカライズ・高坂りとをはじめ、アニメキャストたちから寄せられた色紙展示の先には、企画展を締めくくる桜のフォトスポットが待っている。作中同様、幻想的に広がる枝垂れ桜に、上田も感慨深げに「きれい…」と。またフォトスポットの前には、桜の付箋で添えるメッセージボードも用意。企画展への感想を添えた来場者の一輪が集まり、満開の桜を咲かせている。
物販コーナーも充実しており、ちびキャラのイラストが可愛いアクリルお守りや本展の描き下ろしキービジュアルを使用したアクリルスタンド、桜模様の巾着、手鏡、御朱印帳など本作の世界観をイメージした和風のアイテムが多数用意されている。
そのほか、企画展の開催を記念して、松屋銀座8階のMGカフェではコラボメニューの提供を実施中。キャラクターをプリントした「わたしの幸せな結婚」幸せラテ、鮮やかな桜色に目が奪われる「わたしの幸せな結婚」幸せ桜ソーダ、抹茶アイスと三色団子が添えられた「出会い」デザートプレートなど、全6種類のメニューが楽しめる。「幸せ桜ソーダ」を試食した上田さんは、「え? 予想外の味わい!スパイシーな感じもするさわやかな甘さでとてもおいしいです」とコメントを残した。
●上田麗奈のコメント
――本企画展をご覧になった感想をお聞かせください
上田 撮影を忘れてしまうくらい楽しくて、満足度の高い企画展でした。ゆっくり時間をかけて味わいたくなる空間でしたね…。
――上田さんの一番お気に入りの展示は何でしたか?
上田 旦那さまの書斎です。映像と立体物の組み合わせが絶妙で、第 1 話の美世目線で楽しめる、素敵な展示でした。桜の花びらが一押しです。
――企画展にご来場くださる方にメッセージをお願いいたします
上田 企画展に携わる皆さま、そしてご来場いただいた皆さまの「わた婚」愛を感じられる展示内容となっております。お楽しみいただけますと幸いです…!
●テレビアニメ「わたしの幸せな結婚」展》上田麗奈会場レポート動画
『わたしの幸せな結婚』展は、2024年1月23日(火)まで松屋銀座8階イベントスクエアにて開催中。各詳細はイベント公式サイトにて。
(C)2023 顎木あくみ・月岡月穂/KADOKAWA/「わたしの幸せな結婚」製作委員会