現在放送中のTVアニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』の先行上映会&トークイベント「~いざ、16bitの時代へ~」が東京・新宿バルト9にて開催された。登壇者は、秋里コノハ役・古賀葵、六田守役・阿部敦、上原メイ子役・堀江由衣、下田かおり役・川澄綾子。そしてPC-98が登場した。

  • 「~いざ、16bitの時代へ~」

本作は、コノハが現代から90年代にタイムリープしゲーム会社での奮闘を描いた物語。それだけに、コノハを演じる古賀は、作中登場する4:3のブラウン管映像や90年代の秋葉原についてのエモさを語る。また、阿部も「ジュースが100円から110円になっていて、そんな時代だったな」と回顧する。

堀江は、本作について、「お話がものすごく面白い。その上で、当時のゲームの作り方などが描かれていて、私たちもそこまでは分かっていなかったので、二重に面白かったです」と語る。川澄も「私たちは美少女ゲームがコンシューマー化したり、アニメ化したりするところから関わることがあるので、その前の段階のことを知れて、さらに当時の現場の大変さなどが分かって良かったです」とゲーム作りの空気について語る。なお、堀江と川澄は当時の美少女ゲームに出演することが多かったこともあり、その際の思い出についても振り返っていた。

各々が演じるキャラクターについては、コノハについて古賀は「感情がジェットコースターのようで、元気で明るくて、美少女への愛がすごい」と熱弁。阿部は、「守は達観しているけど、PC-98を触っているときは目つきが鋭くなったり楽しそうにしている、ギャップがある子」と解説する。メイ子について堀江は、「かわいらしくて、会社の中では癒やし担当なのかなと思って演じていました」、かおりについて川澄はと語った。

そしてEDテーマが初披露。コノハによるエンディング曲「リンク~past and future~」は、作詞がKOTOKO、作曲が折戸伸治、編曲が中沢伴行と、美少女ゲームミュージックには欠かせない面々が手掛けている。歌唱を担当した古賀は、、「作品に寄り添った歌詞で、ゲームプレイヤーの気持ちにも、ゲームクリエイターの気持ちにもなれる。いろんな意味がこもった歌詞だと思いました」と語った。そして最後に、「好きなものに一生懸命な女の子の姿を見てほしい。1話1話楽しんでいただけたら嬉しいです」と締めくくった。