「コミックDAYS」(講談社)にて連載中の『てんぷる』がTVアニメ化。2023年7月より放送がスタートする。後編では、蒼葉結月役の愛美とミア・クリストフ役の朝日奈丸佳が歌唱に参加した本作のEDテーマ曲について、そして序盤の見どころについて語る。

  • 愛美・朝日奈丸佳

日本の着物文化に興味を持ってくださる方がいれば嬉しい

──今回、作品のテイストに合わせた和装を着てビジュアル撮影をされたとお聞きしました。

愛美 初めて着るようなファッション性の高いタイプの服で、しかも着る機会があまりなかったピンク色の衣装だったので、似合うのかドキドキしました。

朝日奈 めっちゃかわいかったですよ!

愛美 ありがとう! ファンの方々からも好評で、「『てんぷる』の愛美のビジュアルがいい」って言われております(笑)。嬉しいですね!

朝日奈 私はもともと着物文化が好きで、日常的に着物と何かを組み合わせたり、ワンピースに帯を合わせてみたりしているんです。着物リメイク作品を購入することもありますね。日本の文化をファッションに残したいという思いを持っているので、こういう機会をいただけてとても嬉しいです。

愛美 すごく素敵な考えだね!

朝日奈 ありがとうございます。このビジュアルがきっかけで、日本の着物文化に興味を持ってくださる方がいれば、さらに嬉しいです!

──主人公・赤神明光を演じる赤坂柾之さんの衣装も素敵です。

朝日奈 袈裟っぽい衣装、素敵ですよね! でも撮影のときはちょっとドキドキされていました(笑)。

愛美 赤坂さんはこの『てんぷる』で初めて経験することが多かったらしく、色々と緊張されていました。

朝日奈 女性陣も多い現場だったので、遠慮しないで欲しいなと思い「一緒に写真を撮りましょう!」と声をかけていました。赤坂さんにとって楽しい思い出になっていたらいいな!

『てんぷる』をズバリ表現したEDテーマ曲

──他のメインキャストの方々とも撮影時にお会いしたと思いますが、どんなお話されましたか?

愛美 この日は三日月寺の三姉妹(愛美、月夜役・芹澤優、海月役・山下七海)で待ち時間を過ごすことが多くて。ななみん(山下)と私がタロットカード占いできるということから、占いの話題で盛り上がっていました。他にもダイエットの話や作中にも出てくる結婚観の話を3人でして、楽しかったです。

朝日奈 私は、居候組であるカグラ・ボールドウィン役の上坂(すみれ)さんと一緒でした。ちょっとでもお近づきになれたらいいなと思い、上坂さんがお好きだという『ポケットモンスター』(以下、『ポケモン』)のお話をしました。また、アフレコ時のお話なのですが、期間中にちょうど上坂さんの誕生日がきまして。それで何か贈り物をしようと考えていたのですが、ご迷惑にならないものをお渡ししなきゃと悩みに悩み、『ポケモン』のLINEスタンプをお送りしました。そしたら愛美さんが現場で「はい、これ!」って誕生日の上坂さんにいいものをお渡しされていて!

愛美 いいもの(笑)。

朝日奈 その光景を見て「あぁ、LINEスタンプのプレゼントでよかったのかな、愛美さんみたいな贈り物のほうがやっぱりよかったんじゃないか」と悶々としてしまって。でも送ったスタンプで「ありがとう」と返してくださった上坂さんはお優しい。そのうえ、私の誕生日にはさらにいいものをくださいました。あぁ、私のプレゼントはあれでよかったのだろうか。

愛美 ひとりで悶々としている感じがミアっぽい(笑)。

朝日奈 この期間、めっちゃ悶々としていました(笑)。

──おふたりをはじめ、女性メインキャスト5人で歌唱されているエンディングテーマ曲「おいでませ!三日月寺」はどのような楽曲ですか?

愛美 アニソン・キャラソンのいいところが出ている曲です! ワチャワチャしていて、最後には笑顔になれるという『てんぷる』をズバリ表現した曲ですね。私のあとにレコーディングしたのが芹澤優ちゃんだったのですが、「あれだけ結月の声をキープして歌えてすごい!」とめっちゃ褒めてくれました。すごく嬉しかったです!

朝日奈 エンディングの尺には入っていないのですが、Cメロで急に曲調が変わって祭りっぽくなるんです。あそこは歌詞も曲調も楽しくて、どこかで歌う機会があればお客さんと一緒に盛り上がりたいですね。ぜひフル尺で聞いて欲しいです!

愛美 みんなで歌いたいよね。イベントとかあったらいいなぁ。

朝日奈 合いの手を入れる場所などもあるので、赤坂さんにぜひやってもらいたいです(笑)。