俳優の岡田将生が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『ザ・トラベルナース』最終話がきょう8日(毎週木曜21:00~※10分拡大)に放送される。
同作は『ドクターX~外科医・大門未知子~』生みの親・中園ミホ氏が脚本を手掛ける、看護の世界に焦点を当てた痛快医療ドラマ。スーツケースを手に街を渡り歩き看護に従事する、優れた資格を持ったフリーランス看護師=トラベルナース・那須田歩を岡田が、柔らかい物腰ながらここぞという場面では痛烈な一言を放つ謎多きスーパーナース・九鬼静を中井貴一が演じる。
慢性的な人手不足などさまざまな問題を抱えた民間病院「天乃総合メディカルセンター」と3カ月契約を結んだナースコンビ・歩&静は「人を見て人を治す」看護師としてまい進。時に優しく時に厳しく、患者はもちろん医師や看護師の心にも救いの手を差し伸べながら医療現場に革命を起こしてきた。優秀ではあるがプライドがやけに高く、人として未熟だった歩も少しずつ成長していくことに。そして彼の欠点を真っ向から指摘し、成長を後押ししてきた静。医療従事者を目指す貧しい人たちを支援する「フローレンス財団」の支えでトラベルナースとなった歩だが、その財団の理事長として歩を見守ってきたのが静だった。
そんな中静に降り掛かった命の危機。最終回では、静が遺伝子異常で突然死を起こすこともあるマルファン症候群である疑いが浮上する。しかも手術で治る可能性が極めて低い状態に陥っていることも判明。ところが静は「命をまっとうしたい」と、間近に迫る死期を悟りながらも病室をこっそり抜け出し、最期まで患者に寄り添う看護師として生きようとする。そんな彼の命を、歩は何としても救いたいと切望するが……。契約満了日まで2週間。2人が最終的に選ぶ道とは。
さらに最終回には、第1話に登場した人物もキーパーソンとして再登場する。その人物とは、歩&静と出会ったことで腐った性根を叩き直され改心するも、病院からはお払い箱となってしまったゴッドハンド外科医・神崎弘行(柳葉敏郎)。神崎はマルファン症候群による大動脈弁閉鎖不全のオペを何度も成功させてきた男で、歩は静を救えるのは神崎しかいないと一縷の望みに賭け、手術をしてほしいと直談判する。ところが神崎はなぜか頑として首を縦に振ろうとしない。また、今夜は未だ謎多き、静と院長・天乃隆之介(松平健)の因縁や静と歩の過去など、さまざまな秘密の答えも明らかになる。