混雑している朝の電車、運よく座れたからiPhoneでネコ動画サイト巡り...記事に埋め込まれている動画はあまさずタップ、かわいいネコを見て1人ニヤニヤ...そんなとき隣の人がこちらをチラリと一瞥。もしかしてネコ動画を見ていることに気付かれた?

ひょっとすると、原因は「音」かもしれません。閲覧中のWEBページに音を含むコンテンツがあり、iPhoneの内蔵スピーカーから音が出ている可能性があります。iPhoneがマナーモードかどうかは関係なし、イヤホンを接続していなければ音量がゼロ(ミュート)の状態でないかぎり音はスピーカーから出ます。先ほどの例でいえば、ネコの鳴き声とか効果音が周囲に聞こえていたのかもしれません。

この"WEBブラウザ閲覧中の音"は、Safariにかぎった話ではありません。WEBページの表示機能(アプリ内ブラウザなどと呼ばれます)を持つアプリはニュース系やSNS系に多く、それらのアプリで表示したWEBページに音を含むコンテンツがある場合、マナーモードの状態に関係なく音が出る可能性があります。

手もとのiPhoneから音が出ていたらすぐに気づくだろう、とタカをくくってはいけません。iPodなどの専用プレイヤーを使いイヤホンで音楽を聴く人の場合、iPhoneの音には気づかないはず。それに、再生されたのがネコ動画ならともかく、一瞬でも周囲に音が漏れると社会的にアウトなコンテンツだったとしたら...

いまどきYouTubeなどの動画が埋め込まれたWEBページは少なくありませんし、ゲームアプリの広告など激しめの音を出すコンテンツはいろいろあります。人前でSafariやアプリ内ブラウザを備えたアプリを利用する場合、マナーモードスイッチを過信せず、ボリュームボタンを押して音量がゼロになっていることを確認したほうがいいですよ。

  • SafariなどWEBページを表示できるアプリを人前で使うときには、音量をゼロにしておきましょう