ニコンイメージングジャパンは、公式オンラインショップ「ニコンダイレクト」でフランスUnistellar SAS(ユニステラ)社製デジタル天体望遠鏡「eVscope 2」を取り扱うと発表した。今年11月の発売を予定しており、価格は529,800円。
ニコンはユニステラ社とデジタル天体望遠鏡に関する共同開発基本契約を今年7月に締結しており、コンシューマー向け天体観測分野で協業している。今回発売が決定したeVscope 2は、両社の技術やノウハウを組み合わせた製品の第一弾。アイピースにはニコンのカメラで培われたEVF(電子ビューファインダー)の技術を採用することで、鮮明でクリアな視界を実現したとしている。
本体に望遠鏡システムを一括管理するコンピューターを搭載し、スマートフォンと連携してほとんどの操作を自動化している点が特徴。自動セットアップは1分で完了し、統合型インテリジェント画像処理と光害低減処理によって、上空が明るくても星雲や彗星などの天体を鮮やかに観察できるという。なお、望遠鏡の使用にはGPS、Wi-Fi、タッチスクリーンを搭載するAndroid 6・iOS 12以上のデバイスが必須となる。その他の主な仕様は以下の通り。
- 主鏡直径:114mm
- 角分解能:1.33秒角
- 焦点距離:450mm
- 焦点比:f/3.9
- マウント:電動式経緯台
- センサー:ソニー製CMOSセンサー IMX347
- 視野:0.75×0.56°
- 限界等級:最大16等級
- 内蔵バッテリー持続時間:最大約10時間(使用環境による)
- 電源:ACアダプタ(出力5V 3A、USB Type-C)
- 三脚:アルミニウム製、高さ調整可能
- サイズ:59cm×13cm(最大高さ125cm、幅98cm)
- 重さ:約2kg