オウルテックの「MAFeeQ(マフィーク)」は、同社と格闘家YouTuberの朝倉未来(あさくらみくる)氏が共同開発したスマートイヤープラグ(耳栓)。集中したいときや、雑音に妨げられず眠りたいときといった使用シーンを想定している。

  • MAFeeQ(マフィーク)の本体カラーは、グロッシーブラック、アッシュグレイ、スノーホワイト、コーラルピンクの4色を予定

8月10日の時点で、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にてプロジェクトを実施中。100万円の支援目標に対して900万円以上が集まっており、プロジェクトはすでに成功している。プロジェクトの支援募集期間は2021年10月31日まで。通常価格は22,000円を予定しているが、支援者にはリターンとして割安で提供する。

MAFeeQを発案した朝倉未来氏は、寝ているときに小さな物音でも目が覚めてしまうことに悩まされていたという。かといって強力な耳栓をして寝ると、目覚まし時計やアラームが聞こえず、これも不都合がある。耳栓そのものにアラーム機能があれば解決できるとして、MAFeeQを開発することになった。

  • 使用イメージ

あくまで「耳栓」のMAFeeQは、完全ワイヤレスイヤホンのような形をしているが、音楽のリスニングには使えない。多くの完全ワイヤレスイヤホンよりも小型で、耳の穴にすっぽり収まるサイズ感(φ13.5×19.8mm)だ。重さも片側3gと軽い。フィット感に優れたウレタンイヤーピースを用い、外音を物理的に低減する仕組み。遮音性能は-29dBで、NRR(ノイズ・リダクション・レイティング、騒音減衰指数)としても「29」となる。

パッケージには、3サイズ(S・M・L)のイヤーピースを同梱。イヤーピースの直径は、Sサイズが11mm、Mサイズが12.5mm、Lサイズが13.5mmだ。

デジタルガジェットらしい機能としては、アラーム機能のほか、60種類の環境音再生、メトロノーム機能、インターバルアラーム機能などを装備。おもしろいのはポモドーロ機能で、時間管理のポモドーロ・テクニックをサポートしてくれる。ポモドーロ・テクニックとは、「25分間の作業+5分間の休憩」を1ポモドーロと数えて、3~4ポモドーロ繰り返したら15分間~30分間の休憩を取るルーティンワーク。

これらの機能は、MAFeeQとスマートフォンをBluetoothでペアリングして、スマートフォンアプリから設定、カスタマイズできる。MAFeeQ本体の連続待機時間は約40時間で、充電には同梱のクレードルを使う(充電時間は約6時間)。