2021年6月18日、ネットカフェダイスは、東京都・池袋と宮城県・仙台に「e-SPORTS CAFE AIM(以下、AIM)」をオープンしました。
AIM池袋店にて、メディア向け内覧会が実施されたので、その様子をお伝えします。
AIMは、2019年から北海道・札幌にある「DiCE 札幌狸小路本店」内で試験的にeスポーツカフェを運営しており、池袋店、仙台店のオープンで一気に3店舗に増えました。
今回、内覧会が行われたAIM池袋店は、6階のフロアの一部を使用しており、札幌店と同様に「DiCE池袋店」内に展開します。場所はJR池袋駅東口から徒歩5分程度の好立地。アクセスのしやすさは数多のeスポーツ施設随一と言えるでしょう。
AIM池袋店には、ゲーミングPC17台を設置。さらに配信用のブースも用意しており、eスポーツを体験するだけでなく、誰でも簡単に動画配信できるようになっています。
配信ブースでは、定期的に有名ストリーマーの配信なども企画。現状では、アイドルグループであるアンスリュームが月1~2回の定期配信を予定しています。また、配信ブースを用意していることから、店舗で行われた大会の配信をすることも容易に行えます。
AIMで使用される機材は、PCがマウスコンピュータ「G-Tune NEXTGEAR-MICRO im620PA1-DICE」、モニターがベンキュー「BenQ MOBIUZ EX2710」、チェアが関家具「Contieaks」、マウスがロジクール「Logicool G G403h」、キーボードが「Logicool G G512 リニア」、ヘッドセットが「Logicool G PROX ゲーミングヘッドセット」、マウスパッドが「Logicool G G240t」。より詳しいスペックはAIM池袋店の公式サイトにてチェックできます。店内にはLogicoolのデバイスは展示コーナーがあり、そこに設置してある上記以外のモデルも、自由に試せるそうです。
価格は、時間ごとの基本料金に加え、モーニングパックやナイトフリーパックを用意するなど、ネットカフェと同じような形態。また、DiCE池袋店は、eスポーツカフェ以外に、ネットカフェ、カラオケ、ダーツなどの設備・サービスも用意されており、時間内であればすべてのサービスを利用できます。利用施設を変更するごとにフロントに申請する必要はありますが、別料金を支払うことはないので、eスポーツに飽きたり、疲れたりした場合の気分転換によさそうです。
ネットカフェとeスポーツ施設の差はわかりにくいところですが、AIM池袋の場合は、ネットカフェエリアは基本的に個室で、居住性の高い部屋を用意。かたやeスポーツエリアは、大きめの部屋に多人数入れるようになっており、仲間や集まった同好の士と盛り上がれるような作りです。
DiCE ネットカフェ事業部 eスポーツ部門 統括責任者 橋本尚吾氏は、「今はご時世的にも難しいのですが、将来的にはLANパーティのようなこともやっていきたいです。あとは曜日ごとのイベント、例えば各タイトルのゲームに特化したイベントなどもやっていきたいですね。まだ、オープンしたばかりなので店のカラーなどは打ち出せていませんが、個人的には『VALORANT』や『APEX Legends』のようなシューティングゲームに力を入れていきたいと思っています。実は、シューティング系ゲームのプロチームに入っていたスタッフもいるので、強みにしていきたいですね」と意気込みます。
ほかにもインディゲームに力を入れていく予定で、eスポーツタイトル以外に、スタートアップの後押しをするタイトルをプレイ可能にしていくとのことです。
eスポーツ施設には珍しい複合サービスの店舗なので、グループで来店しても、それぞれの目的で使用するスペースを変えられる利点があるでしょう。
しかも、すべてのサービスが同一料金で利用できるので、インターネットカフェやカラオケなどほかの目的で来店したeスポーツにあまり興味がない人も、お試しでプレイしやすく、裾野を拡げることにもひと役買いそうです。