Microsoftは米国時間2021年4月16日、PowerToys バージョン0.36.0プレビュー版をリリースした。安定版(バージョン0.35.0)と異なりプレビュー版はオンライン会議に関する機能「Video Conference Mute」の検証を続けており、2020年9月リリースのバージョン0.22から開発を継続している。なお、同機能はWebカメラの無効化やマイクの消音をショートカットキーで実行するというもの。ソースコードおよび64ビット版バイナリーはGitHubからダウンロードできる。

  • PowerToysの「Video Conference Mute」

    PowerToysの「Video Conference Mute」

バージョン0.36.0では、Microsoft Teams使用時にWebカメラの映像が破損する問題や、各オンライン会議ツールでオーバーレイ映像が水平に反転する諸問題を修正した。また、Video Conference Mode機能の有無を切り替える際に管理者権限を必要とし、設定変更時はPowerToysの再起動を必要とする。なお、Microsoftがオープンソースとして開発を続けているWindows Package Manager Client(winget)では更新できない。PowerToysは2019年5月から同社がWindows 10の機能拡充を目標に開発を開始。これまで正規表現などを用いたリネーム機能「PowerRename」や、ファイルやアプリケーションをコマンドラインから呼び出す「PowerToys Run」などの機能を実装してきた。