WOWOWは、新型コロナウイルスの影響によって公演の延期や中止が相次ぐ劇場とのコラボによるオリジナル番組『劇場の灯を消すな! Bunkamuraシアターコクーン編 松尾スズキプレゼンツ アクリル演劇祭』を7月5日(日)に放送する。

  • WOWOWのオリジナル番組『劇場の灯を消すな! Bunkamuraシアターコクーン編 松尾スズキプレゼンツ アクリル演劇祭』

    WOWOWのオリジナル番組『劇場の灯を消すな! Bunkamuraシアターコクーン編 松尾スズキプレゼンツ アクリル演劇祭』

総合演出は今年1月から同劇場の芸術監督に就任した松尾スズキ。脚本・演出協力に漫画家の天久聖一を迎え、歌あり、朗読あり、対談あり、劇場案内あり、さらには新型コロナ対策としてアクリル板を使用したアクリル剣劇、アクリル演劇、アクリルダンスありというバラエティに富んだ内容となっている。

出演者は秋山菜津子、麻生久美子、阿部サダヲ、荒川良々、生田絵梨花、池津祥子、伊勢志摩、大竹しのぶ、神木隆之介、小池徹平、多部未華子、中井美穂、中村勘九郎、根本宗子、松尾スズキ、松たか子、皆川猿時、村杉蝉之介 (五十音順)と豪華なメンバーが集結した。

今回、歌コーナーに出演する秋山菜津子、麻生久美子、阿部サダヲ、生田絵梨花、神木隆之介、小池徹平、多部未華子、松たか子、村杉蝉之介が舞台の感想と劇場、そしてシアターコクーンに対する思いを語った。コメントは以下の通り。

■秋山菜津子

初めてシアターコクーンに立たせていただいたのが、ミュージカル『キレイ』でした。 それも6月の公演だったということは、丸20年経ったんだなと思 い、感慨深かったです。新型コロナウイルスの影響で自粛が続く 中、今回の企画で劇場に行けること、みなさまにお伝えできることが 嬉しかったし、ありがたかったです。シアターコクーンはこの20年間、何本もの芝居で出演した愛着が ある劇場です。制作スタッフのみなさんも活気があり、信頼できる、私にとって大切で特別な“場所”ですね。

■麻生久美子

収録は久しぶりにいろいろな人に会うこともできて、とても楽しかったです。歌の方は、いくちゃん(生田絵梨花)の歌をずっと聴いていたいと思ってしまいました。そんな方の隣でひさびさに歌うのは緊張しましたが、楽しかったです。劇場は私にとって特別な場所です。見る側としては刺激のもらえるただただ楽しい場所です。出る時には怖い場所でもあるのですが、ミュージカル『キレイ』で立ったシアターコクーンは楽しい思い出しかありません。こんなに楽しいと思った舞台は初めてで、そういう意味でも忘れられない場所、キラキラした劇場ですね。

■阿部サダヲ

アクリルボックスの中で何かをやるというのは初めてで、難しかったです。たぶん二度とやることはないだろうなと思いますが、機会を与えていただいてありがたかったですし、こういう形で発信できる、というのが嬉しかったです。この時期だからこその豪華な出演陣でしたし。僕自身が劇場から活動を始めているので、劇場は一番大切にしているところです。お客さんがいてこその劇場ではありますが、いなくても手法はあるんだなと思って嬉しかったです。特にシアターコクーンは特別で、初めて大劇場に立ったのも大劇場で一番立っているのもここなので、思い入れもありますし、好きな劇場です。

■生田絵梨花

今回の収録では劇場に来るのも、ミュージカル『キレイ』のメン バーに会うのもひさしぶりで、人と会うというだけでこれだけ感動するんだ! というくらい心動かされました。『キレイ』は思い出の詰まった作品なので、歌いながらウルっと来てしまいました。 劇場はエネルギーを補充してくれる場所です。演じる時にはものすごいエネルギーを発散するし、お客さんとして来る時にはモチベ ーションが高まるし、自分にとって生きがいだなと思います。6年前にシアターコクーンで『太陽2068』を観た時から、いつかこんな大きな劇場に立ってみたい! と思っていたので、実現した時は嬉しかったです。今回の収録で劇場に着いた時も、ひさびさに戻って来られたのが嬉しくて、楽屋口から中に入るまで全部ムービーに撮っ ちゃいました(笑)。

■神木隆之介

今回の収録、楽しすぎましたね。楽屋口から入った時、ミュージカル『キレイ』の公演をやっていた頃の愛おしい記憶がよみがえりました。アクリルボックスの中で歌うというのも面白かったですが、歌ってみるとみんなで楽しく歌えて、アクリルがあるかないかなんてあんまり関係ないんだろうな、と思いました。シアターコクーンは、お客さんとの距離が近くて一心同体で楽しめる劇場という印象です。舞台上の臨場感も伝わるし、お客さんの緊張感も僕らにはひしひしと伝わってくる。その緊張感、臨場感や楽しさが増していき、相乗効果が生まれやすいようなアットホームで素敵な劇場だと思います。

■小池徹平

まず、ひさびさに舞台に立てたという喜びを感じました。大好きな松尾カンパニー、大人計画のチームともご一緒でき、もう二度とできないんじゃないかという貴重な経験で、思ったより興奮して、すごく楽しかったです。やはり舞台が好きなんだなと思いました。シアターコクーンは初舞台の劇場であったり、ミュージカル『キレイ』で2014年と去年出させていただいたり、すごく思い入れがある劇場です。自分の中でも転機になるステージばかりで、来るたびに自分の立場を見直せる、自分が変わっていくのが確認できる感慨深い場所です。

■多部未華子

収録では、ひさしぶりに歌い、初めての経験もたくさんあったので、今年一番緊張しました。今このような状況の中、演劇に愛のある人たちが集まっての素敵な企画に私も参加できることが嬉しかったです。出演される方も豪華で、こういう時だからこそできることもあるんだなと、楽しみにしていました。劇場はいろいろな作品を観に行ったり、自分も立っていたりと、“勉強する場所”というイメージです。観に行く時も出る時も毎回背筋が伸びる場所だなと思います。その中でもシアターコクーンでは松尾さんの作品でお世話になっているので、私にとっては“常に松尾さんがいる場所”です。

■松たか子

舞台に立っていたら、お芝居で出た時のことを思い出して少しセンチメンタルにもなりましたが、今ここに立っていられることがめちゃくちゃ幸せだなと思いました。お客様はいないのですが、松尾さんというすごいお客様が一人、劇場スタッフもいて、幸せでした。シアターコクーンに最初に来たのはたぶん中学生の頃で、当時芸術監督だった串田和美さんとお会いしたのを覚えています。子供の頃から歌舞伎座の次によく来ていた劇場で、まさか自分が立てるとは思わなかったし、「こういうお芝居をやる劇場があるんだな」と世界を広げてくれた、思い出深い場所です。

■村杉蝉之介

リハーサルの時から、アクリルボックスの中は鏡に向かって歌っているのではないか? というくらい自分の姿が映っていて、自分と目を合わせないのに必死でした(笑)。今回、劇場で舞台や芝居を元気にする企画に参加できて光栄で、お声掛けいただいたのが嬉しかったです。劇場は自分にとってパワースポットのようで身体も心も元気になれる場所なんですよね。僕にとってシアターコクーンは、初演の『キレイ』で初めて立たせてもらって以来、岩松了さん、蜷川幸雄さんに鍛えられた場所なので、初舞台の本多劇場がお母さんだとしたら、シアターコクーンはお父さん、くらい身近な、身内的な存在の劇場です。

『劇場の灯を消すな! Bunkamuraシアターコクーン編 松尾スズキプレゼンツ アクリル演劇祭』は7月5日(日曜 21:00~)WOWOWライブにて放送。