米IBMはこのほど、Watsonを活用した人工知能(AI)モデルおよびアプリケーションを組み込み、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制する目的で実施されているロックダウン後の職場復帰に関する課題に企業が対応できるよう支援する製品で構成される「Watson Works」を発表した。

新型コロナウイルスの流行が続く中、従業員を職場に復帰させる際、プライバシーを保護しながら、従業員の健康、安全、生産性を促進させる新しいアプローチが必要になっている。

Watson Worksは、データに基づく洞察を提供し、雇用者が職場復帰、施設管理、スペースの割り当て、その他の新型コロナウイルス関連の優先事項に関して情報に基づく意思決定を行えるよう支援する。

Watson Worksでは、安全な職場復帰の要素として、「施設管理やスペース割り当ての最適化」「従業員の健康を優先」「コミュニケーション」「接触追跡の効果を最大化」を支援する。