楽天モバイルの料金プランは?

楽天モバイルは、現時点でまだ料金プランを発表していません。これについて、小容量プランを出してくるという見方がありますが、として予想を聞かれると「楽天さんがアンリミテッドのようなプランを出されると、我々のネットワークを利用する部分において、非常に高額な、まぁ高額なっていうと違いますが(笑)、データ量に応じたローミングの使用料を我々にお支払い頂くことになる。だから、あまり大容量の領域には来られないのかな、と内心では思っています。三木谷さんのことだから、どうされるか分かりませんが。どちらかというと、もう少し安いところに特色を持たせた料金プランをお持ちになる、と一般的にはいわれている。そうした場合に、KDDIグループとしてどう対応するか、いまシミュレーションしているところです」。

楽天モバイルの実情は?

2019年10月以降、KDDIは楽天モバイルにローミングを提供しています。その関係で、利用者の5,000人がどれくらいの通信を使っているか、どこで圏外になっているのか、手に取るように分かると思いますが……と問われると、「さすがにそれは教えられないですね(笑)。何がなんでも。楽天さんとの関係もありますし」と記者団の笑いを誘ったあと、次のように続けました。

「ただ、まぁ無料期間でもあるので、思ったよりもデータ通信が使われているという感覚があります。ついでにお話すると、楽天さんは4月に入ってこられる。基地局数は3,000から、ひょっとすると4,000を超えるというお話もある。我々としては、すごく警戒をしています。エリアは狭いんですが、最初は加入者が少ない。するとトラフィックの品質が良くなる。言葉を選ばずに言うと、ネットワークがスカスカな状態なので通信が速い。電波干渉も少ないので、品質は良いんですね。ここに大きな警戒をしています。しっかり対応しなければいけない。我々は8万の基地局がありますし、圧倒的な差はあるんですが、警戒を怠ってはいけない。先ほどもお話しましたが、エンゲージメントなどの施策をしっかり行い、楽天さんが入ってこられるのをお待ちしたいと思っています」。

楽天との関係は?

楽天の参入が遅れた影響について聞かれると「当初、楽天さんは昨年10月に参入する予定だったので、ある程度のローミング収入をあてにしていた。でも、10月の段階で5,000回線でスモールスタートする、ということが分かった。我々はネットワークをすべて準備していたので、その時点で『ちょっとひどいじゃないですか』というお話はしました。ただ、そう言っても仕方ないので、下期の業績予想を修正しました。これについては織り込み済みで、(営業利益を)1兆200億円としています」。

そう話す一方で、「物流に関して、au Wowma!は2月以降にau PAYマーケットに名称を変更しますが、楽天スーパーロジスティクスの提供を行っており、加盟店も拡大中です。ここは順調です。au PAYの加盟店も、約束通り拡大してもらっています。楽天さんとは良い関係を保ちつつ、戦うところは戦い合う、というスタンスで進めていきたいと思っています」。