KDDI総合研究所は10月2日、静岡県沼津市沿岸で、青色LED光無線通信技術を用いて、防水対策を施した海中のスマートフォンから陸上に向けたライブ映像の配信と、陸上から海中のスマートフォンに向けたSNSメッセージ配信の実証実験に成功したと発表した。
現在、水中では音波による無線通信が一般的だが、伝送速度が限られており、動画像などの情報量の多いデータのリアルタイム通信には適していない。そのため、水中でも低遅延・大容量の無線通信が可能な、LED光無線通信技術に期待が寄せられているという。
そこで、同研究所はLED光無線通信技術の一般用途を想定し、スマートフォンの利用について検討を進めてきた。
今回の実証実験では、青色LED光無線通信装置(太陽誘電の試作品)を使って海面から水深5メートルまで光無線通信が可能であることを確認した上で、防水対策を施したスマートフォンを接続し、海中から陸上に向けたライブ映像の配信、陸上から海中のスマートフォンに向けたSNSメッセージ配信に成功した。
今後、青色LED光無線通信技術の研究開発が進展すると、通信距離がさらに長くなり、海中Wi-Fiスポット等の構築につながっていくことが期待される。