街を散策すると思わず手に取りたくなる商品がならぶ。店舗一押しの商品には、手書きのポップが用意されていて、特徴的な機能や作者のプロフィール、産地に纏わる趣深い情報など、所狭しと記載されていて、思わず購入することがある。しかし店頭にならぶ多くの商品では、なかなかそのような味のある情報にまで辿り着けない。

大日本印刷のグループ会社でシステムインテグレーションなどの事業を展開するDNPデジタルソリューションズは6日、スマホやタブレット用のアプリ、市販のセンサーやボタンを連動させて店頭の什器をデジタル化する「DNPデジタルショーケース」の開発を発表した。

什器への組み込みイメージ(同社資料より)

什器への組み込みイメージ(同社資料より)

システムは、スマートデバイス用のアプリ、汎用のセンサー、汎用のボタンで構成されており、既存の店頭什器に設置できる。商品棚の人感センサーやボタンを使い、その場にある商品説明や広告など顧客の関心に応じたデジタルコンテンツをアウトプットできる。また、センサーやボタンのログの集積から、人数や手に取られた回数も把握できるため、商品の反応も手軽に知ることができる。

  • 実店舗での活用例(同社資料より)

    実店舗での活用例(同社資料より)

ECなどインターネット上の売買では、利用者の閲覧や履歴にあわせたWeb広告配信、顧客の反応を解析するシステムが進化するなか、実店舗でもこのようなニーズは高いがその手法が限定的であったと同社は開発の背景を挙げている。なお、「DNPデジタルショーケース」は9月発売を予定しており、システムと関連するマーケティング事業で2023年までに2億円の売上を目指す。