NEXCO中日本、KDDI、KDDI総合研究所は4月24日、5月17日から、スマートフォンの位置情報を活用した、より効果的な工事情報の提供に向けた実証実験を実施すると発表した。

実証実験では、小田原厚木道路リニューアル工事期間中の渋滞が予測される時間帯に、工事の影響を受ける可能性の高い地域(東京都・神奈川県・埼玉県)に住まいのauスマートフォンユーザーに向けて、アプリで工事情報を配信する。

  • 実証実験の概要

配信する渋滞予測や迂回ルートの案内などの画面のデザインについては、KDDI総合研究所が持つ行動変容技術を活用し、利用者にとって有益な情報となるよう、さまざまな工夫を凝らした画面を複数パターン作成し、配信する。

さらに、工事区間や渋滞時間帯を避けた人の行動変化を、一定期間後にアンケートを送付するとともに、KDDIが保有する利用者の同意を得た位置情報を用いた分析によってどのパターンが工事規制による利用者への影響を最小化することができたかを効果検証し、渋滞緩和に効果的な情報提供を検討する。