NRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア)は4月17日、セキュリティ対策実行支援プラットフォームである「Secure SketCH(セキュア スケッチ)」の「STANDARDプラン」に、「ガイドラインチェック機能」と「レポート出力機能」を新たに追加して提供開始した。同プランの価格は月額2万円(税別、年額一括払い)。

  • ガイドラインチェック機能の画面イメージ

    ガイドラインチェック機能の画面イメージ

Secure SketCHは、企業の情報セキュリティ担当者がWeb上で約80の設問に回答することで、自社のセキュリティ対策状況について国内を中心とした1800社以上の登録データと比較した診断結果を得られ、必要な対策の把握と推進に役立てることができるサービス。

同社は昨年4月に無料サービス「FREEプラン」の提供を開始し、その後は有料の「STANDARDプラン」を加え、計800社以上の企業が利用している。

新機能のうち、ガイドラインチェック機能は国内外の各種セキュリティガイドラインに対して自社のセキュリティ対策状況が準拠しているかどうかを、分析し確認できるという。

従来は、Secure SketCHが独自に設定した対策項目のみで各社の対策レベルを確認してきたが、同機能の活用により、各種ガイドラインとも照らし合わせながら自社のレベルに応じたセキュリティ対策の推進を可能としている。

分析で参照できるガイドラインは「NIST Cyber Security Framework Version 1.1」および「サイバーセキュリティ経営ガイドラインVer 2.0」の2つ。今後、そのほかのガイドラインについても随時追加していく。

一方、レポート出力機能はSecure SketCHで行った評価結果をレポートとしてHTMLファイルで出力でき。これにより、社内外のステークホルダーに提出する、自社のセキュリティ対策状況の報告書を作成する負荷の軽減を可能としている。

なお、同社は今後も「対策ロードマップ作成機能」など新しい機能を追加していく方針だ。