富士通エフ・アイ・ピーは12月18日、ハウス電子マネーカードやポイントカードの一元管理から、スマホ上での手持ちカードの登録・新規モバイルカードの発券、マーケティング機能まで備えたモバイルWalletアプリ「まとめトク!」の取り扱いを開始したと発表した。
まとめトク!アプリは、フェリカネットワークスが開発・提供し、各社のハウス電子マネーカードやポイントカードを1つのスマホアプリ上で集約・一元管理することができるモバイルWalletアプリ。新規のモバイルカード発券から決済、残高照会まで、すべてスマホアプリで完結して行うことを可能としている。
Google PlayおよびApp Storeにおいてダウンロードが可能で、兵庫県でスーパーマーケット「マルアイ」を展開するマルアイに採用された。12月3日から、マルアイのハウス電子マネー機能付きポイントカード「Maica(マイカ)」がまとめトク!アプリで利用開始している。
まとめトク!を導入することで、小売業やサービス業などでは自社でモバイルアプリを構築する必要がなく、素早くかつ安価にモバイルカードサービスを開始することができるほか、モバイルカード発券が可能になるため、従来必要だった物理的なカード発券に関わる費用や会員登録などの作業負担を削減することが可能。プッシュ通知やお知らせ配信機能によるプロモーションの強化もできる。
また、アプリの利用者はカードレスでの決済やポイントの蓄積・利用が可能とし、会員を認証するQRコード・バーコードはワンタイム方式を採用しているため、不正利用などのセキュリティリスクがなく、安心して利用することができるという。
今後、富士通エフ・アイ・ピーは3年間で15社への販売を計画し、「FUJITSU リテイルソリューション サーバ管理型電子マネーサービス」や「FUJITSU リテイルソリューション ValueFrontポイントサービス」とあわせて、まとめトク!の積極的な展開を図り、決済サービスの付加価値をさらに高め、小売業やサービス業などお客様に対し、競争力強化につながる様々な決済ソリューションを提供していく方針だ。