アイアクトは7日、IBM Watsonの技術を応用したAIを使ったチャットボット「Cogmo Attend(コグモ・アテンド)」にジップインフォブリッジのファイル検索エンジン「ファイルめがね」を導入したファイル検索AIチャットボット「Cogmo Attend with ファイルめがね」のリリースを発表した。
同製品は、チャットでAIにファイルの検索を指示し、会話形式でファイルを特定していくというもの。このサービスを導入することで、作成した業務資料の再利用が促進され、資料の作成や調査の重複を避けることができるようになる。
同社の「Cogmo Attend」は、Watsonを活用することで自然言語を理解して応答、さらに複雑な条件分岐のある質問にも対応できる。通常Webだけでなく、LINEやFacebook、Skypeなどのアプリとの連動もできる。今回、文書管理と検索の研究開発に実績のあるジップインフォブリッジのファイルサーバに特化した文書検索システム「ファイルめがね」の機能を導入してファイル検索に特化したAI型チャットボットとなった。
サービスは、検索設定を無学習、無設定状態でも利用できるが、アイアクトのAIの学習や設定のノウハウやマニュアルを活用することで、さらに高い検索精度を保つことが可能になるという。
業務における資料作成の重要性とその情報収集への労力は従来指摘され続けているポイントだが、同社ではファイルサーバ検索スキルの個人差が大きいこと、その効果が発揮できない傾向を述べている。