Microsoftは米国時間2018年12月4日、オンラインイベント「Connect(); 2018」を開催し、多数の新製品・サービスを発表した。公式ブログでは、Visual Studio 2019 Preview 1、.NET Framework 4.8、.NET Core 3によるデスクトップアプリ対応などを並べるが、本稿ではWindows Forms/WPF(Windows Presentation Foundation)/WinUI(WinUI XAML Library)のオープンソース化に注目する。
2014年11月にオープンソース化した.NET Coreはサーバー向けプラットフォームとして活用されてきたが、今回のデスクトップアプリ対応に合わせて、Windows用フレームワークであるWindows Forms、WPF、WinUIのソースコードがGitHub上に移管された。周知のとおりMicrosoftは4K/8K解像度に対応した.NET Framework 4.8をリリースしている。あくまでも個人的見解だが、新たなアプリケーション開発や既存アプリケーションのブラッシュアップする場面においては、.NET frameworkから.NET Coreへの移行が進むだろう。
今回のイベントでは、機械学習モデル用の高性能推論エンジン「ONNX(Open Neural Network Exchange) Runtime」や、Microsoft Cognitive Serviceにカスタム翻訳を行うTranslator Text APIがGA(一般提供)になるなど、多くの発表が行われたため、興味をお持ちの方は公式サイトの参照をお薦めしたい。