日本ユニシスは、同社とユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスが共同開発する自律走行AIロボットの常設運用をフードスクエアカスミ オリナス錦糸町店で5日より開始したことを発表した。

日本ユニシスは、店舗案内や在庫確認を行える「Siriusbot(シリウスボット)」(東京都立産業技術研究センター、08 ワークス、パルコ、日本ユニシス共同開発)や駅構内の安全向上や駅係員の業務負荷軽減を実現する警備ロボット「Perseusbot(ペルセウスボット)」(東京都立産業技術研究センター、アースアイズ、西武鉄道、日本ユニシス共同開発)などロボット導入サービスを展開している。今回日本ユニシスが発表したのは、スーパーでの自律走行・自動写真撮影・画像解析が可能なAIロボットの本格運用で国内初になるものだという。

スーパーでの稼働風景/同社資料より

(稼働風景/同社資料より)

オリナス錦糸町店で5日より運用開始されているのは、閉店後のスーパー店内を自律走行しながら商品棚の画像を撮影・解析するもので、SiriusbotやPerseusbot同様にROS(Robot Operating System)を活用。センサーで障害を検知しながら、走行、搭載されたライトで消灯下の店内の商品棚の状況を自動撮影する。商品棚の画像撮影には、ニコンシステム製制御ソフトウェアを活用、日本ユニシスのAI Rinzaで解析し、表示期間が切れるPOPを把握し店舗スタッフへ差し替えを喚起する。現在、POPを中心とした期限チェック(POPの外し忘れ)を中心とした機能実装だが、プライスカード表示価格のチェック、陳列棚の品切れチェック機能なども予定されており日本ユニシスでは、2019年春の商品化を目指すとしている。