FreeBSD - The Power To Serve

FreeBSD - The Power To Serve

FreeBSDプロジェクトは6月26日(米国時間)、「FreeBSD 11.2-RELEASE Announcement」において、FreeBSDの最新安定版となる「FreeBSD 11.2-RELEASE」の公開を伝えた。amd64版、i386版、powerpc版、powerpc64版、sparc64版、armv6版、aarch64版が提供されている。

インストールイメージはダウンロードサイトから取得できるほか、仮想マシンイメージ、またはAmazon EC2、Google Compute Engine、Hashicorp/Atlas Vagrant、Microsoft Azureからぞれぞれ最新版を取得または利用可能。

FreeBSD 11.2-RELEASEの主な特徴は次のとおり。

  • OpenSSHをOpenSSH 7.5p1へアップデート
  • OpenSSLをOpenSSL 1.0.2oへアップデート
  • LLVM Clang、LLDB、compiler-rtを6.0.0へアップデート
  • libarchive(3)をバージョン3.2.2へアップデート
  • libxo(3)をバージョン0.9.0へアップデート
  • デバイスドライバcxgbe(4)、ixl(4)、ng_pppoe(4)をアップデート
  • デバイスドライバmlx5io(4)、ocs_fw(4)、smartpqi(4)を追加
  • dwatch(1)、efibootmgr(8)、etdump(1)ユーティリティを追加
  • カーネル、ユーザランドアプリケーション、ライブラリの各種アップデート
  • KDEをKDE 4.14.3へアップデート
  • GnomeをGnome 3.18.0へアップデート

すでにFreeBSD 10.4-RELEASEまたはFreeBSD 11.1-RELEASEを利用している場合は、FreeBSD Updateを使って次のようにバイナリアップデートが可能。

FreeBSD Updateによるアップデートサンプル

freebsd-update fetch
freebsd-update install
freebsd-update upgrade -r 11.2-RELEASE
freebsd-update install
shutdown -r now
freebsd-update install
pkg update
pkg upgrade
freebsd-update install
shutdown -r now

FreeBSD 11.2-RELEASEは、FreeBSD 11.3-RELEASEが公開されてから3カ月間のサポートが予定されている。FreeBSDはブランチベースのサポートモデルへ移行しており、11系ブランチで最低5年間のサポートが計画されている。