ACCESSは5月24日、使い手のプライバシーを保護しつつ、テキスト情報のAI解析によりメールなどのコミュニケーションツールのユーザーインタフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)のパーソナライズを可能とするコミュニケーション向け組込み型AIエンジン「NetFront ComAI」を開発し、提供を開始した。
同エンジンは、メールなどのコミュニケーションツールのテキスト情報のAI解析を各端末の内部に閉じて行うコミュニケーション向け組込み型AIエンジン。
個人データをクラウド上に送ることがないため、サービス事業者はエンドユーザーのプライバシーを保護しつつ、安全・安心で使いやすいUI/UXの提供が可能となり、顧客満足度の向上が期待できるという。
また、各ユーザーのUI上では個人の趣味趣向に合致した情報の抽出・表示が可能となるため、効果的なマーケティングツールとしても活用を可能としている。
主な特徴として、メールなどテキストからエンドユーザーの嗜好を学習・分析・予測、端末側でテキスト情報のリアルタイム解析および解析に基づきUIをパーソナライズ、累積学習効果で長く使うほどカスタマイズ効果を発揮、期限の迫った情報やエンドユーザーの位置情報に近いランドマーク情報を優先的に抽出、クラウドにデータを蓄積しないためプライバシー漏洩リスクの削減できる点を挙げている。
提供形態は、クライアントアプリ単体に加え、モジュールとしても提供(アプリに組み込み可能)、対象アプリはメール/メルマガ/チャット、ニュース、ECフロントエンドとなる。