zero to oneは5月22日、デジタルマーケティング業界の発展と人材の育成を目的とした、デジタルマーケティング・オンライン教材をトレジャーデータなどパートナー8社と開発し、5月29日より提供すると発表した。価格は2カ月利用で、1IDあたり5万円。
教材は、初めてマーケティング業務に就く人向けのオンライン教材で、デジタルマーケティングの基礎から理論を事例を通して学ぶもので、全体で20-30時間程度で修了できるようになっている。
コンテンツは、「デジタルマーケターのためのマーケティング基礎」、「デジタルマーケテイング戦略策定に向けたビッグデータの活用」、「コンテンツマーケティング」、「SEO&SEM」、「ソーシャルメディア・マーケティング」、「ソーシャルメディア広告」、「ディスプレイ広告」、「モバイルマーケティング」、「MA(マーケティングオートメーション)」、「デジタルマーケティングとAI活用」、「まとめ」の11のステップで構成され、各ステップはビデオ教材、教材用スライド、事例紹介ビデオ、確認テストで構成。そして、すべてが終了すると修了証が発行される。
各コンテンツは、AppsFlyer、Datorama、Marketo、Outbrain、SATORI、The Trade Desk、トレジャーデータの各パートナーがコンテンツを出し合うことで作成したという。
今回、実際の販売を行うzero to one 代表取締役 CEO 竹川隆司氏は「世界で通用するプロフェッシャルを育成するための学習教材だ」とアピールした。
この教材は、一橋ビジネススクール 国際企業戦略専攻の藤川佳則准教授監修のもとに作成されている。
藤川氏は「このプログラムではメディア、デバイス、顧客接点3つのデジタル側面で解説し、デジタルマーケティングのさまざまな定義を包含しながら、進化系をつくっていくもの。データデリブン、マルチチャネルの2つに焦点をあて、それによって、可能になったことを解説している」と紹介。
トレジャーデータ マーケティングディレクター 堀内健后氏は「デジタル化以前はデバイスとメディアが1:1の関係だったが、デジタルマーケティングの技術が発展し、より複雑になる中で、デジタルマーケティング使う人材の不足、人材を育成するための研修、教育が足りなくなっている。われわれは、このままではデジタルマーケティングの活用が進まないと考え、8社でコンテンテンツを持ち寄って、オンラインで提供することになった」と、教材を開発した背景を説明した。 。